犠牲 ページ11
Aside
なるほど...
硝子「ちなみに百鬼夜行からは半年くらい経過してる」
なんだ、半年しか封印されてなかったんだ。
A「てか...両面宿儺が受肉??」
ありえないでしょ。
ないない。
あんなのの器があってたまるか。
A「マジ?」
悟・硝子「「マジ」」
やべぇーな...
なんというか、すご、
ガシッ
傑「言い訳なら聞かないけど言う事、あるかな?」
うん...夏より怖い奴はいないな。
A「いいバナナ日和だな。その前髪ちょうど恋しかった」
傑「Aみたいなバカも見ないと寂しかったよ。高専時代の悟相手にしてるみたいな何とも言えない日本語の通じなさだったし忘れもしない。」
悟「あ"ぁ"?俺がいつ日本語話さなかったよ。バッチリ喋ってんだろ前髪毟るぞ」
硝子「お前達、騒ぐなら出て行け...いい大人がなに男子中高生みたいな言い合いしてる...」
呆れ顔の家入とバチバチと喧嘩腰の二人。
両面宿儺ってあんますごくないかも。
私の目の前に前髪と自称最強いるし...
傑「兎に角、A連れてくよ」
悟「オツム小さいから多分説教しても覚えてねぇだろそいつ」
傑「当たり前だろう?私のAをなんだと思ってるんだい?」
ん?なんか褒められた?
A「ありがと!」
硝子「やめろ。この二人はお前を貶してるんだぞ」
A「あ、マジか」
そんな会話を最後に引きずられていった。
傑「約束、できそうかい?私のために自分を犠牲にしないと...」
歩く足を止めた夏はこちらを見ずに言った。
A「う〜ん、無理じゃない?」
重々しい雰囲気の中軽くそう言えば睨まれるかと思った。
でも、振り返った夏は弱々しかった。
傑「Aがいないだけで生きた心地がしなかった。Aがいないのなら...生きていないのと同じだよ...」
「分からないよね。脳がスモールサイズの猿には」と無理に微笑んだ。
それを見ているのがなんだか辛くてかける言葉を探していた...んだよ。
そう、探してたのに、
ガシッ
傑「で、私の頭を隅々まで覗いたAは、分かるよね?答え聞いてもいいかな?」
ニコニコしながら肩をガシッと掴まれた。
A「何?何??」
なんの話、全然思い当たる節ない...
傑「A、私のこと好き?それとも嫌い?2択だ、とっても簡単だろう?」ニコッ
ミシミシ
やばい、これ、好き以外言ったら肩が逝く...!!
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moo(プロフ) - リクエスト作品ありがとうございます!ギャグとシリアスのハーモニーが最高に面白かったです!夏呼びが堪らなく愛おしいですー! (7月12日 4時) (レス) @page15 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 初コメ失礼します。七海建人のビビリなウサギちゃんと言うお話が大好きでいたのですが、伊織様だと知らず、ビビりましたw続編なのですが出ていないのでバグだと思います。もう一度設定する事をお勧めします!多分治ると思うので...更新無理のない程度で頑張ってください (7月10日 14時) (レス) @page12 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊織 凛 | 作成日時:2023年7月9日 19時