人徳 ページ18
Aside
あちこち任務についていったけどだいたい服の中に収納されて終わったらまたお散歩再開みたいなのを繰り返してた。
傑「意外と悟もAも楽しそうだね。突然のダークホースの出現に七海も気が気じゃないねw」
高専に戻ればそう笑われたけど、ほぼ散歩というより引きずられてたから私としては早く七海に叩かれればいいのにコイツって思ってる。
五条って足長すぎるでしょ。
五条の1歩に対して全身運動で5,6歩は無理。
悟「当たり前じゃん!見てこの僕との間に育まれた絆!」
そう言えば頬を擦り付けてきた。
噛み付いてやろうと思ってたけど下の方で乾燥パパイヤがチラついていたから大人しくしてた。
傑「七海に怒られるよ...果物ばっかりあげて草食べなくなったらどうするんですか!とか...」
悟「えー、コイツもう果物しか食わないけど?僕が用意しても器ひっくり返して逃走するんだけど?」
それはお昼の話。
牧草を私の頭に乗せて「マリモ〜」とかやるからキレて食べなかっただけ!
普段は好き嫌いせずに食べる!!
足ダンダンさせて怒りを表現すれば夏油に抱っこされた。
傑「ダメだよA。多分悟が何かしたからだろうけど、悟にいちいち怒ってたら足が炎症を起こしてしまうよ?七海が悲しんでもいいの?」
ハッ!
傑の言葉に足ダンダンするのは控えようと思った。
傑「うん、良い子だ。ほら、悟も次の任務遠出だろう?」
悟「えー、うさ子が寂しくて死んじゃったらどうするの?」
傑「大丈夫。私がいるし絶対ないから」
五条がムスッとして出かければ夏油はまたカタカタと作業を始めた。
傑「ごめんね、今日は任務朝方に終わっちゃったからデスクワークなんだ。膝で良い子にしてて」
そんな夏油の膝の上でのんびりしていれば、数時間で仕事は終わったらしい。
傑「アニマルセラピーの力は絶大だね。仕事がいつも以上に捗ったよ、ありがとう」
頭を撫でてくれる夏油を見て、なんとなく七海と灰原がこの人を慕う理由が分かった...
すっごくいい人だからだ...
硝子「お、それが例の呪霊?」
夏油をジッと見ていれば後ろから声がした。
傑「硝子、出張終わったの?」
硝子「出張という名のコンビニにタバコ買いにいっただけだけどな」
硝子!
覚えた。
そう思っていれば頭を撫でられて満足。
男の手は硬いけど、女の人の手は柔らかくて気持ちいい...
傑「硝子に懐くの早すぎない?」
硝子「当たり前だ。クズ共との人徳の差なめるなよ」
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ユズナ - 読ませていただきました!めっちゃうさぎさんかわいかったです!正直七海とくっついて欲しかったのと五条とくっついて欲しかったので半々でして両方とくっついてくれてうれしかったです! (7月10日 22時) (レス) @page36 id: d0e30b129b (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - コメント返しありがとうございます!【立てば芍薬、座れば牡丹、走る姿は鬼の嫁】も気長に待っています〜!リクエスト良いのですか⁉夏油×(小)猿を…!夏「猿が…」猿(呼んだ?)首コテ。夏「君の事じゃないよ」みたいのが読んでみたいので御一考頂けますと幸いです。 (5月19日 2時) (レス) @page37 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 完結おめでとうございます!七海×兎が最高に面白かったです!過激派も是非とも宜しくお願いします! (5月16日 3時) (レス) @page36 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊織 凛 | 作成日時:2023年4月30日 2時