危機 ページ34
Aside
主は沢山泣いていた。
どうやったらこの涙を止められるのか、私には分からなかった。
悟「A...僕のお嫁さんになってよ...」
キスの雨が止めば主は私の両頬に手を添えて言った。
顔には「お願いだから」と書かれているように不安げな表情があった。
A「封印される時も...ずっと主の事考えてた。私が泣いても涙を拭ってくれるのはいつも主で、抱きしめてくれるのも、撫でてくれるのも主で...でもその全ては主が主だからやってる訳じゃなくて。主が五条悟だったから沢山私を幸せにしてくれて、お前の場所はここだって居場所を作ってくれて...」
つまりながら言ってもその間も主は優しく背中をトントンとリズムよく叩いてくれていた。
その優しさがたまらなく嬉しかった。
今までずっと...
A「私は、"悟"が大好きだから...ずっと側に置いてもらえるなら、何にだってなるよ」
そう言えば主が「はァァァ〜」と深いため息をついた。
悟「Aが可愛過ぎて酸欠で死ぬかも...A人工呼吸して...」
して、と言うか主から結局また沢山キスをされるのでした。
しばらくそうしていれば、主が落ち着いたのか今度は沢山私を撫ではじめた。
悟「僕がどれだけ激重感情抱えてても、言う通りにしちゃだめだからね...Aはもっと沢山の人と仲良くなったりしながら幸せにならなきゃいけないんだから...」
主の顔を見ればとても穏やかだった。
傑「で、何があったか説明してもらってもいいかな？」
硝子「Aと悟が一触即発の危機で下手したら高専クレーターになるとかなんとか1年が大騒ぎで来るもんだから様子見に来たんだよクズ」
と、思ったが主は傑と硝子が来た途端すごく分かりやすく嫌な顔をした。
悟「ただの愛の試練に決まってんじゃん！僕が相棒相手に手を上げることがまずありえないし、相棒殴るくらいならそれをしようとした自分殴ってる」
その発言に傑と硝子が来て損したという風なつまらなさそうで、呆れた顔をした。
硝子「あと、今いる生徒たち集めろって言ったのお前だろ。もうとっくに来てるぞ」
今行く〜とヘラヘラ言う主に抱えられて部屋へ向かった。
部屋にはどうやら1年生と2年生(乙骨除く)は全員来ているらしい。
悟「お〜、僕の可愛い生徒たち集まったね〜？もはや世界とか宇宙じゃ片付けきれないほど可愛すぎる僕のお嫁さん紹介しようと思ってさ？」
主がそういえば緑髪の子に「クズ」と一喝されていたのであった。
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巴 - ごめんなさい、送信時に変な所触って？が付いてしまいました。 (2023年4月16日 21時) (
レス) @page37 id: b4602eea55 (このIDを非表示/違反報告)
巴 - 夢主ちゃんの犬っぽい気持ちや仕草は伊織さま？のお兄さん犬の愛の現れですね。私も愛犬がいましたが遠方に嫁ぎ看取れなかったのでお気持ちお察しします。でもね、重い愛でいいじゃない。人生全身全霊ブッ込んで愛する事って幸せよ？ (2023年4月16日 21時) (レス) @page37 id: b4602eea55 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - 長々と長文失礼しました (2023年4月6日 7時) (レス) id: d7d4626c6d (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - 初めまして伊織凛様、僕はここ最近バッドエンドばかりを見ていたためこういうほっこり系は非常に和んで見ていて癒されます〜この作品は是非ともこのまま平和でいって欲しいものです(あくまで僕個人の意見です)これからも物語を見させていただきます。応援してます！ (2023年4月6日 7時) (レス) @page26 id: d7d4626c6d (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - か、かわいいぃぃ(*´`)♡ 癒しです…人間の姿で主にイチャイチャして欲しい(( デレデレになる五条さん(なるかな？)楽しみにしてます笑笑 更新頑張って下さい！ (2023年3月28日 0時) (レス) @page19 id: 782ae98ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2023年3月12日 23時
