記憶の相棒 ページ4
悟side
いつも通りの任務。
高専入学まで待てよ！かったりーとか思いながら出る準備をしてた。
A「ワン！！」
カマッてくれと擦り寄ってくる相棒に思いっきり顔を埋めた。
悟「俺が高専行くとき、ぜってぇー一緒に連れてってやるから。楽しみにしとけよ！一緒に夜ふかししたり、他の奴らの部屋荒らしに行ったり楽しいぞ！」
俺の唯一心を許せる相棒。
心から大好きだった。
相棒が女だったら絶対に嫁にしてた。
超絶可愛いぞ。
A「ワン！」
相棒じゃなくて、ちゃんと名前で呼んでやりたい。
でも、ノリとかなんとなくで付けたくなくて拾ってからずっと相棒呼び。
今まで考えた名前の中から、高専行くまでに名前絞らねぇと...
Aとかすげぇ似合いそうだな...
悟「めんどくせぇけど、任務行ってくるから良い子にしてろよ？相棒があちこち出歩くと糞ジジイ共がうるせぇから。高専行ったらいくらでも行けるから我慢だぞ？」
A「ワンワン！！」
これでもかっ！てくらいモフッて俺は任務に向かった。
でも...
侍女「犬神様は、本日正午ごろ五条家にいらっしゃっていたお客様に牙をむいたため、御三家総出で祓った事をご報告申し上げます」
任務から帰った俺が聞いたのは突然の相棒の処分だった。
悟「ふざけんな！！どうせ、どこぞのクソジジイが相棒にちょっかいかけたんだろ！！どこのどいつだ！！ぶっ殺してやる！！」
ずっとその日から怒鳴り散らしていた。
外出も、部屋から出ることさえも禁止され、ただ怒鳴った。
相棒が来てから一度だって泣いた事はなかったのに、溢れだした涙を止めようと布団に顔を埋めれば相棒の匂いがした。
みんな、他の奴らは相棒を特級呪霊だとか犬神だとか言うんだろ？
でも俺は、相棒が俺のところに来るまでずっと一人だった。
俺の中では、たった一人の家族であり相棒だったのに...どうして...
悟「ﾁｯ...またかよ...」
登校初日からもう2ヶ月くらい経ってんのに。
毎日、相棒が居なくなった日の夢を見た。
全部、あの女のせいだ...
もしかしたら、俺は相棒をAって呼んでいたかもしれない。
高専に相棒を連れて行って、そしてあの女に「俺の相棒はAって名前なんだぜ」なんて言えば「私もAって名前」なんて会話をしたのかもしれない。
そしたら、あんな暴言吐かなかっただろ...
俺が悪いのは分かってる...でも謝れないまま2ヶ月だ...
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巴 - ごめんなさい、送信時に変な所触って？が付いてしまいました。 (2023年4月16日 21時) (
レス) @page37 id: b4602eea55 (このIDを非表示/違反報告)
巴 - 夢主ちゃんの犬っぽい気持ちや仕草は伊織さま？のお兄さん犬の愛の現れですね。私も愛犬がいましたが遠方に嫁ぎ看取れなかったのでお気持ちお察しします。でもね、重い愛でいいじゃない。人生全身全霊ブッ込んで愛する事って幸せよ？ (2023年4月16日 21時) (レス) @page37 id: b4602eea55 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - 長々と長文失礼しました (2023年4月6日 7時) (レス) id: d7d4626c6d (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - 初めまして伊織凛様、僕はここ最近バッドエンドばかりを見ていたためこういうほっこり系は非常に和んで見ていて癒されます〜この作品は是非ともこのまま平和でいって欲しいものです(あくまで僕個人の意見です)これからも物語を見させていただきます。応援してます！ (2023年4月6日 7時) (レス) @page26 id: d7d4626c6d (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - か、かわいいぃぃ(*´`)♡ 癒しです…人間の姿で主にイチャイチャして欲しい(( デレデレになる五条さん(なるかな？)楽しみにしてます笑笑 更新頑張って下さい！ (2023年3月28日 0時) (レス) @page19 id: 782ae98ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2023年3月12日 23時
