自信満々の訳 ページ10
NOside
A「気味の悪い刀ね。クソ長いし重いし、ついこの間まで錆びた鉄クズだったのに。何だか今はとてもきれいな刀じゃない」
執事「お嬢様。少々言葉遣いが...」
Aは、あんなに座ることすら嫌がっていた床に寝っ転がり、例の刀を鞘から抜いて眺めていた。
鱗滝「あぁ、Aが寝ていた間に鋼鐵塚蛍と言う名の刀鍛冶が来ていてな。研いで帰ったぞ」
その鱗滝の言葉に「私が研いだほうが上手そう」と言うA。それに対して錆兎が「自意識過剰も程々にしておかないとただの恥さらしだぞ」とサラッと毒を吐いた。
A「は?阿呆なの?私は天才だもの。そのくらいできるわよ」
義勇「根拠のない自信...」
錆兎「どっから来ている。その謎の自信は」
Aの言葉を聞けば呆れたように言う錆兎と義勇。
A「私は自分の才が分かっているから偉そうにしているのよっ!もちろん才があれば周りより優れているのだから"偉そう"ではなく偉いのだけれど!刀研ぐくらい一度やり方を見ればすぐに出来るわよ!」
もはやここまで言うAに口を挟もうとする者はいない。
普通に相手をするのがめんどくさいのだ←
義勇「修行戻るか...」
錆兎「そうだな...」
鱗滝「あぁ。わんこも戻るぞ」
執事「はい...」
一人除け者にされたような気がしてまた機嫌が悪くなったAも「良いわよ!見てなさいよ!誰にも教えられなくたって私も呼吸でも型でも覚えてやるんだから!!」といじけながらに山に入っていったという...
A「と、いうか。わんこ...いつの間にあの人の弟子になった訳?」
数時間体力づくりのため、ひょうたん片手に山を走り回っていた時。ふとそんな事を思ったA。
既に全身転んだりしてドロまみれで、野生に帰ったような格好をしていた。
A「ふん!良いわよ!わんこよりも強くなってやるんだから!」
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NOside
錆兎「もうアレ...常人のソレをこえてるだろ...」
義勇「俺達の方が先に修行つけてもらっていたのに...」
鱗滝「もうアレは...柱に匹敵するほど強いな。水の呼吸から雨の呼吸を派生させてしまうほどだからな...」
三人が手を止めて見ていたのはわんこだった...
一日一つ技を覚えていけるほど才能に恵まれていたわんこに錆兎が「あの天狗の鼻へし折ってやれよ」と言ったのはココだけの話だったりする...
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とわ(プロフ) - すごく面白いです!質問ですが執事さんっていくつぐらいですか? (2019年9月13日 8時) (レス) id: a4e9e4fefa (このIDを非表示/違反報告)
安倍川餅 Gurmi(プロフ) - 村田さんの溢れ出す常識人ママン感...あ、好きです!これからも頑張って下さい! (2019年9月11日 23時) (レス) id: e64fb17954 (このIDを非表示/違反報告)
二次元は癒し(プロフ) - こんなに面白い作品久しぶりに読みましたw更新頑張って下さい。応援してます! (2019年9月11日 20時) (レス) id: 39bcbfc432 (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆(プロフ) - めっちゃ面白いです!!更新頑張ってください! (2019年9月1日 8時) (レス) id: a4b65807ec (このIDを非表示/違反報告)
りな - 最高!!この作品めちゃくちゃ良かったです!!面白かったです!!更新楽しみにしてます!応援します!! (2019年8月27日 5時) (レス) id: 55c1958e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊織 凛 | 作成日時:2019年8月25日 20時