大ピンチ ページ6
Aside
A「ふっ、なかなかやるじゃない。低能な雑魚鬼のクセに。生意気よ!」
とは、言ったものの...
無理無理!倒すのなんて無理よ!
だって、主人公達は特殊な刀で切っていたのでしょう?
私は木刀よ!?
この私が、木刀よ?
あぁっ!もう!!
A「なんでいないのよ!わんこぉぉっ!!」
こうなったら逃げるしかないわ←
だって、無理よ。
さっきから何度木刀で突いたってびくともしないじゃない!
しかもさっきミシッって!
このままじゃ木刀が折れるわ!
A「刀!きっと刀は何処かにあるはず。いくら侍の時代が終わったとはいえ、大正時代にはまだ刀はあったはず。飾っとくくらいには!」
鬼「ヴゥゥッ!ガァァァッ!」
やばい、噛まれる。どうする?
逃げ切れるわけないじゃない...
だって、鬼よ?
人の何倍も力がある。
そんなのに人が勝てる訳...
A「なに泣き言言ってるのよ!私は天下のA様よ!!こんな醜い生き物に食われて死ぬくらいなら、みっともなく生きのびて恥をさらしたほうがまだマシよ!!」
◆
◆
◆
NOside
Aに飛びかかった鬼。
口を開けて飛びかかる鬼に対し、最後の抵抗と言わんばかりにAは木刀で鬼の口めがけて突き技を放った。
A「ガッ!!くらったけど...突いたわよ!!」
鬼の喉を木刀が貫通した。
だが、それと同時に鬼が鋭い爪でAの右腕に深く傷をつけた。
一時的にではあるが鬼の動きを封じた。
Aは兎に角、刀を置いていそうな場所に走った。
A「あれは!!」
そして村の外れまで走った時。
小さな神社を見つけた。
もう崩れてしまっていて瓦礫が積み上がったものにしか見えなかったが、それでも鳥居がなんとか形を保っていたおかげで分かった。
A「一部の地域では、神社に刀を置く風習がある。日本での話だけれど...一か八か」
すぐ近くには血の匂いをたどって鬼がよろよろと向かってきていた。
それも最初の一匹どころではない...
A「あった!け、ど...何この錆びた汚い鉄クズは!!刀じゃないじゃない!かろうじて形がそうだけれど!!」
だが、そうも言っていられずAはすぐ後ろを向いて構えた。
A「何これ...木刀とは比べ物にならないくらい重いじゃない...。最低よ。本当に」
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とわ(プロフ) - すごく面白いです!質問ですが執事さんっていくつぐらいですか? (2019年9月13日 8時) (レス) id: a4e9e4fefa (このIDを非表示/違反報告)
安倍川餅 Gurmi(プロフ) - 村田さんの溢れ出す常識人ママン感...あ、好きです!これからも頑張って下さい! (2019年9月11日 23時) (レス) id: e64fb17954 (このIDを非表示/違反報告)
二次元は癒し(プロフ) - こんなに面白い作品久しぶりに読みましたw更新頑張って下さい。応援してます! (2019年9月11日 20時) (レス) id: 39bcbfc432 (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆(プロフ) - めっちゃ面白いです!!更新頑張ってください! (2019年9月1日 8時) (レス) id: a4b65807ec (このIDを非表示/違反報告)
りな - 最高!!この作品めちゃくちゃ良かったです!!面白かったです!!更新楽しみにしてます!応援します!! (2019年8月27日 5時) (レス) id: 55c1958e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊織 凛 | 作成日時:2019年8月25日 20時