デレ期ですね�� ページ20
村田side
ｽﾊﾟｯ
A「ふん。汚れたじゃない。汚いわね」
俺は...死を覚悟した。
A「ヘタレ。貴方のせいで服が汚れたわ。どうしてくれるのよまったく...」
だが、それは一人の隊員によって防がれた。
ーー柱ーー
普通なら、俺なんかが話せるような人じゃない。
それだけすごい人が助けてくれた。
あの時と同じで...
ーーー
A「こらそこ！！そんなヘタレなんて見てるんじゃないわよ！さっさとこっちに来なさい！三流鬼がっ！！」
ーーー
村田「A"様"ですよね？」
俺は、下を向いたまま聞いた。
同期なのに...
俺はどんどん他と離される。
あの場で俺が受かったのは奇跡としか言いようがなかった。
俺を含め合格は、五人。
A様ともう一人の男の人を筆頭にとんでもない数の鬼を倒した四人に対し俺は一匹。
あの場で俺が合格できたのは、俺以外の奴らは一匹も倒せていない奴らばかりだったから。
俺なんて...おまけでしかない...
現に、筆頭二人は入隊してすぐに柱の地位についた。
それにあと二人も今は柱候補。
あと数週間もすれば柱の域に到達すると言われてる...
それに対して俺はまだ庚...
当然、同期にここまで差をつけられて...
おまけに助けられて...
恥ずかしくて顔なんてあげられるはずない...
A「あら。貴方、階級に見合わず随分と低能ね。"同期"に敬語を使うバカがどこにいるというの？」
え？
いま...同...期って...
村田「覚えて...くださっていた...んですか？」
A「当たり前よ。鬼を倒した英雄じゃない。そんな人間忘れるほど私は低能では無いわよ」
英...雄？
A「貴方の倒したその一匹で、救われた人がどれだけいると思っているの？大切なのは、今の自分じゃない。私達に追いつくために、必死で食らいつこうと頑張ってきた今までの自分よ。現に、まだ入隊間もないのに下から四番目の庚まであがってきているじゃない」
◆
◆
◆
NOside
村田は、顔を上げた。
始めてまともに見たAの顔は、とても優しい顔をしていたのを覚えていた。
A「それで、貴方はどうしたわけ？」
Aのその問いに村田は首を傾げる。
だが、
A「遠回しに、稽古つけてあげるといっているのだけれど、嫌かしら？」
そう言ったAに目を見開く。
村田「上の階級の人間ならまだしも...俺なんかに稽古をつける時間が...」
そう心配すれば...
A「何度も言わせないで。何故同期の為に裂く時間が無駄なのよ！」
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とわ(プロフ) - すごく面白いです！質問ですが執事さんっていくつぐらいですか？ (2019年9月13日 8時) (
レス) id: a4e9e4fefa (このIDを非表示/違反報告)
安倍川餅 Gurmi(プロフ) - 村田さんの溢れ出す常識人ママン感...あ、好きです！これからも頑張って下さい！ (2019年9月11日 23時) (レス) id: e64fb17954 (このIDを非表示/違反報告)
二次元は癒し(プロフ) - こんなに面白い作品久しぶりに読みましたw更新頑張って下さい。応援してます！ (2019年9月11日 20時) (レス) id: 39bcbfc432 (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆(プロフ) - めっちゃ面白いです！！更新頑張ってください！ (2019年9月1日 8時) (レス) id: a4b65807ec (このIDを非表示/違反報告)
りな - 最高!!この作品めちゃくちゃ良かったです!!面白かったです!!更新楽しみにしてます！応援します!! (2019年8月27日 5時) (レス) id: 55c1958e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2019年8月25日 20時
