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次の日の昼近くに目を覚ました俺は見張りがいないことをいいことに2階から脱出。
久々に下界にいた。
✱
その頃1階探偵社では
国木田「おい太宰!水道が出んのだが…」
太宰「分かるよー、私もね、君と会話してると言葉が出てこない時あるのだよねぇ」
国木田「ふざけてる場合か」
太宰「はぁ…どれどれぇ」
とだるそうに立ち上がり水道を見てじゃ口をひねる。が、水は当然のごとく出てこない。
太宰「なんで凍って…」
っと口にしたところでなにか閃いたのか二階へ駆け上がりAのいた部屋を確認する
しかしことはもう遅くあいた窓と口がふさがらないと言った状態だった。
✱
一方、脱走中のAは…
マフィアにも帰ることが出来ず、行き場を失い、公園で平和ボケを実感していた。
A「今ならテツガクシャとか難しい生き物に転生できそう…」
と自分でも意味のわからないことをつぶやく。
少し辺りを見渡すと噴水のそばでうずくまっている幼い少女に目が止まった
普段なら見て見ないふりするが今日は退屈していたので話し相手にでもなってやろうと声をかけた
A「おい、そこのふたつくくりの女児」
女児と呼ばれた少女はAを見上げ自分に声がかけられていることに気がつく
女児「あたし…?」
A「あぁ、お前だ。なんで泣いてる」
女児「お前じゃなくてあたしはヒナ!あなたはだぁれ?」
A「俺は…A。ヒナ、なんで泣いてんだ?」
✱
詳しくは分からないがお母さんが風邪をひいてしまい、約束していた水族館に行けなくなったとのこと。
A「そうだよなぁ、誰も悪くねぇな、そりゃ。誰を責めていいかわからず泣いてたのか」
ヒナ「そうなの…お母さんには早く元気になって欲しいけど、ひどい事言って家を飛び出してきちゃった」
A「大丈夫、世の中もっと理不尽な事もあるぞ」
(寝てるあいだに拉致とかな)
A「だいたい、水族館に何しに行くんだァ?魚見るなら寿司屋とかスーパーとかでもいいじゃねぇか?」
ヒナ「Aったら!それは食べるところでしょ?これよ、これ!」
と持っていた図鑑を開き指を指す
ヒナ「イルカ!イルカさんのショーをみるのが楽しみだったの!」
A「へぇ、食べられない魚見てなにがたのしいんだか…」
ヒナ「たのしいわよ!こーーんなに高くジャンプするんだから!!」
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玲生奈 - ありがとうございます!えとタメ語で大丈夫です!あとなんて呼んだらいいですか? (2017年11月17日 17時) (レス) id: d58775a0af (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ダチるの大歓迎です!!沢山絡んで下さいな(´ω` ) (2017年11月17日 7時) (レス) id: 92bceec594 (このIDを非表示/違反報告)
玲生奈 - ごめんなさい!私そういうのやっていなくて…ありがとうございます。よかったらお友達になりませんか? (2017年11月16日 23時) (レス) id: d58775a0af (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 玲生奈さん» あら、ボードいけなかった笑、暇なときこちらに書き込んで下さいな、気軽にどうぞー (2017年11月16日 22時) (レス) id: 92bceec594 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 玲生奈さん» コメントありがとうございます!では後ほどボードにお邪魔させていただきますね(´>ω∂`) (2017年11月16日 22時) (レス) id: 92bceec594 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2017年10月8日 0時