【文スト】ケンカップルとは私達【男主】番外編

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コンコン

A「失礼します、〇年△組 谷崎です」

ガチャ


太宰「Aじゃない、学校の作りは頭に入ったかい？」


準備室にあったソファにどかっと座りため息をつくA

A「1回で頭に入るわけないだろ、広すぎだろこの学校。」


太宰「まぁね、けどの割には、職員室の椅子に空きがないから次の担当会議まで私はこの部屋で仕事することになっているのだよね」

A「ふーん」


太宰「おかしいと思わないかい？A」


A「なにが？」


太宰「こんなに大きな敷地で臨時教員をすぐ取る学校だよ？席が用意出来ないわけがないのだよ。つまり、私が信用に値する人間か試しているようにも思える。」


A「…なにか隠してるからか？」


太宰「そう思うね、隔離されたように感じるよ、大方裏社会との繋がりがあると見て間違いないね。軍警の捜査資料を見たけど」


A「まて、どうやってみた」

太宰「それはいいから。あと1歩の所まで捜査は進んでいたにも関わらず打ち切りと記されていた。この学校にはなにかあるとみて間違いないだろう。」


A「太宰！そこに監視カメラがあるぞ、今の会話がバレれば…」


太宰「そんなのとっくに気がついてるよ、大丈夫、先ほどまでの映像が無限ループで流れるようにハッキングしてあるよ」


A「監視カメラが校内にあるって時点できな臭ぇな」


太宰「さぁて、黒幕は誰かな…」


A「とりあえず、俺はこれから帰るから探偵社によって国木田に報告する」


太宰「えぇ、私との課外授業はなし？」


A「バカか、こっちは仕事で来てんだぞ。お前は谷崎の妹の護衛をして戻ってこいよ」


太宰「…。」


A「そんな顔すんなよ、仕方ねぇだろ、任務なんだから」


太宰「Aが足りない…」


A「気持ちわりぃこというなよ…」


と後ずさりするA

太宰「うふ、少し。ね…？」


とドアと太宰の間に挟まれる

太宰の顔が少しずつ近づいてきて軽くキスされた


A「家でしろ」


太宰「家でならいいの？？」


A「いいとは言ってない」

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