4話 ページ5
「クリームパン無かった…」
聞いたことのある声だ
それも毎日聞く、愛しい人の声。
『天喰先輩？』
「あ、Aちゃん。どうしたの？」
嗚呼やっぱりだ
昼休みに先輩に会えるとは幸運だ。嬉しい。
『いえ、たまたま見かけたので
…クリームパン欲しかったんですか？』
私がそう言うとｷﾞｸﾘと肩を揺らす。
図星だったようだ。
「あー……うん。無くなっちゃってたんだけどね……」
『……なら私のあげましょうか？』
「え、いいの？」
目を輝かせる天喰先輩
可愛い。
地球を救えるレベルで可愛い。
『はい。よくよく考えたら私あまりお腹空いてなかったので。』
あくまで、平然を装う
どうぞ、と言って差し出すと先輩は嬉しそうに受け取った。
「ありがとう。帰り、なんか奢るよ。一緒に帰らない？あ、Aちゃんが良ければだけど…」
優しい
クリームパンあげただけなのに。
そういう優しいところも大好きですよ先輩
『はい、正門前で待ってますね。』
「うん。じゃあね、パンありがとう。」
微笑みながら先輩は言った。
ドキンと胸が高鳴る。先輩の笑顔は私の胸をはやらせる。
『はい。』
なんだか少しだけ頬が緩んだ気がする
まあ気のせいか。
「あの笑顔は反則だって……」
先輩がそう言って頬を染めたのは私は知るよしもなかった。
.
(気付かない言葉)
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朔夜 - 先輩が可愛い！！更新頑張って！続き楽しみです！ (2017年9月3日 17時) (
レス) id: dd434e1ba8 (このIDを非表示/違反報告)
無気力ガール(プロフ) - 有難うございます…気に入って頂けて何よりです… (2017年7月23日 12時) (レス) id: fc34aed0be (このIDを非表示/違反報告)
蝶華 - 面白かったです更新頑張ってください！ヽ(*´∀｀)ノ (2017年7月23日 10時) (レス) id: fc6d2df095 (このIDを非表示/違反報告)
無気力ガール(プロフ) - すみません、ご注意有難うございました… (2017年6月25日 18時) (レス) id: fc34aed0be (このIDを非表示/違反報告)
てく - 違反になりますので、オリジナルフラグを外していただけませんか？ 作品作成のルール・注意点・ガイドラインにも載っていますのでおめ通しください (2017年6月25日 18時) (レス) id: dbfc4f8321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無気力ガール | 作成日時：2017年6月25日 15時
