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紫耀side
廉に送ってもらって家に着くと
すでにママが病院に行く準備をしていた。
なんでそんなすぐかなって思ったら
廉が連絡してたみたい。レンダケニネ
マ｢もうすぐ呼ばれると思うわよ｣
俺、迷惑かけてばっかりだよな。
小さい頃から体が強くなくて
よく熱出したり病気したり。
俺の不安な気持ちが伝わってしまったのか
ママはそっと俺の背中をさすってくれた
紫｢ねぇ、ママ。｣
マ｢ん？｣
紫｢ここで待ってて欲しい｣
どうせ聞かれてしまうだろうけど
まずは俺が受け止めないといけないから
まあ病気かどうか分からないけど。
でも良い結果がでるとは思ってない
自分が思うより相当最悪な結果なんじゃないかって薄々思ってる。
｢平野く〜ん。平野むら…し？｣
紫｢しょうです。｣
｢あ！こちらどうぞ｣
入るとまだ若そうなお医者さんだった
医｢こんばんは｣
紫｢こんばんは｣
医｢…んー黄疸がでてるね｣
紫｢やっぱり黄色いですよね｣
医｢症状は…黄疸と腹痛と吐き気か
どこらへんが痛くなる？｣
紫｢…鳩尾あたりが基本でたまに脇腹も｣
医｢今はどうかな？｣
紫｢今は大丈夫です｣
医｢じゃあ先に血液検査しようか｣
紫｢はい｣
症状でだいたい分かるんだろうな
少し顔が曇った気がした。
それから血液検査をして
1時間は待ってないかな。
ようやく呼ばれてまた診察室に戻った
紫｢俺、やっぱりやばかったですか？｣
医｢もう少し検査して親御さんと伝えるね
そこに服まくって横になってねー｣
あぁ俺終わったわ
紫｢結果わかったら先に言ってください
親が知る前に知っておきたいから｣
医｢…わかったよ。
お腹にジェル塗るね｣
ひんやりとした。
医｢まだ言い切れないけど
胆道がんの疑いがある。｣
紫｢がん…ですか…？｣
医｢これ見えるかな？
こっちが正常で
こっちが君の体の中｣
俺の体ん中には正常にはない
物体がうつっていた。
もう確定じゃん
，
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作者名：典子 | 作成日時：2020年11月16日 20時
