約束の精霊。ビデオレター (ページ7)

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廉side

俺が帰ったのは授業が終わってからやった

『おかえり。遅かったね！』

廉｢おぉ！あれ聞いてない？｣

『ん？』

廉｢保健室の先生会議みたいでさ
　それまでちょっと見とってん｣

『あっそうゆうことね！
　ごめん。ありがとう！』

ほんま紫耀は愛されてんな
まあそれはAもやけど

『ちょっと紫耀のとこ行こうかな』

廉｢あ！今寝とるから後のがいいかも｣

『そっか…。なら今はやめとくね！』

廉｢あいつもすぐ来るやろ｣

『だといいけどね～
　今日の部活どうするって？』

うわ、そんなん俺言うてたっけ

廉｢えーっとなぁ、いつものやって
　紫耀はもちろん休みやけどな！｣

『あたりまえじゃん！』

廉｢Aは？｣

『多分紫耀は絶対行けって言うから
　行くつもりはしてるよ！』

廉｢その方が助かる！｣

『はーい！次の準備してくるねー』

紫耀的にも今日はその方がいいやろ。

俺はネガティブではないと思ってた。
けど最近の紫耀を見た後
実際に紫耀の口から話を聞くと
ほんまになんかあるんちゃうかって。
なんか命に関わるんちゃうかなって
不謹慎やけどそんなことを思ってしまう

だっておかしいやん。
どう見たってさ。

それに気づいてんのは多分俺だけじゃない

岸くんとか絶対気付いてるはずやねん。

いや気付いてないか。
岸くんやし

岸｢お！廉！｣

廉｢よっ｣

岸｢あれ？A1人じゃん
　紫耀は？どこ行ったの？｣

廉｢あいつ今保健室｣

岸｢まじ？…でもあいつ
　最近調子悪そうだったもんな
　目とか黄色くなかった？｣

あの岸さんが気付いてる

廉｢んー、まぁ確かにな｣

岸｢お前なんか知ってんだろ？その感じ｣

廉｢いや？べつに｣

岸｢俺のことも頼れよ～｣

廉｢まあそのうちあいつから話すやろ｣

岸｢ハイハイ。それまで待ちまーす
　紫耀に言っとて？待ってるって｣

廉｢はいはい｣

岸さん待つスタイルなんや。
かっこいいやん

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