世界に見捨てられた人間3 (ページ17)

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邪魔者ページ17

「順平が何言ってんだかひとっつも分かんねぇ！！

それらしい理屈をこねたって。オマエはただ自分が正しいって思いたいだけだろ…！

順平の動機は知らん、何か理由があるんだろ？！あの生活を捨ててまでのことなのか？！

人の心がまやかしなんてあの人の前で言えんのかよ！！」

と虎杖は何とか吉野を説得しようとする。

「人に心なん無い…！！」

「順平、お前、まだ_____」

「ないんだよ！！そうでなきゃ、そうでなきゃ…！！母さんも僕も…！

人の心に呪われたって言うのか…そんなの、あんまりじゃないか！！」

吉野は涙を流しながら叫ぶ。

「ごめん、何も知らないのに偉そうなこと言った。何があったか話してくれ。

…俺はもう絶対に順平を呪ったりしない。」

吉野から事情を聞いた虎杖は

「順平、高専に来いよ！バカみてぇに強い先生とか頼りになる仲間が
いっぱい居るるんだ…皆で協力すれば順平の母ちゃんを呪った奴もきっと見つかる…

必ず報いを受けさせてやる、一緒に戦おう！！」

と懸命に高専の魅力を伝える。

だが、そこに真人が近づいて来ていた。