ある日突然、物語が消えた【呪術廻戦】

42話 ページ43

A side


結局その日は、五条先生も驚きの喜怒哀楽の四種の術式が使用可能となり、これで私の手数は合計5つとなった。



“喜”は、喜びを表す音楽を使う為、喜劇の曲を使い、それを攻撃に転用する為、幻影などを見せる幻術となった。





『【音操呪法―喜劇幻影(きげきげんえい)―】』



「うわやっば...もしかしてだけど性格悪い？」



『無下限を無効化させる術式作ってもいいんですよ？』



「すみませんでした」





次に“怒”だが、最初にやった憤然爆破がそれだ。



その名の通り、対象と接触した際に爆発が起こる。



相手に対する怒りの大きさもそうだが、単純に呪力量によって爆発の規模は異なるため、私の呪力操作の腕次第というわけである。





『【音操呪法―憤然爆破(ふんぜんばくは)―】』



「うん、派手だね。当たったら痛そう」



『感想が小学生並みですね』





続いて“哀”は、悲恋、失恋ものが多い歌曲を使い、それを攻撃に転用する為、感情が交わる様を表すようなものになった。



対象を溶かし、他のものと融合し、固まる迄がワンパターンで、溶けるものの制限はなしである。





『【音操呪法―悲歌溶融(ひかようゆう)―】』



「えっ...グッロ...」



『五条先生も溶かします？』



「さっきから僕に対する殺意高くない？」





最後は“楽”だが、正直これが1番悩んだ。



術式名は、楽言連銃(がくげんれんじゅう)。



造語なのだが、楽しいという感情を音符を模した呪力玉にのせ、連続で撃つというものである。



術式を発動させる前に、いかに感情を溜め、呪力を溜められるかが鍵となる。



多く溜まっていれば、術式を発動した際に、自分の周りに音符が幾つも現れ、こちらが操れば、1度に対象に向かって弾幕となって発射される。





『【音操呪法―楽言連銃―】』



「ねぇ！？これもう僕狙ってるよね！？」



『ふむ。発射後の呪力玉も完全に操作出来ますね』



「えっ、まさかの追尾式...？」





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術式の把握は大体で大丈夫です。
出てくるシーンでは詳しく描写する予定なので、正直覚えてなくても支障ないです。

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