36話 ページ37
A side
そこから私は簡単に説明をした。
五条先生との訓練中に異様な呪力を感じて、先生がいなくなった後にその呪力を探したこと。
その呪力の正体が宿儺様で、大きな呪力に耐えた私は呪力感知ができるようになったということ。
そこで、呪力体を駆使して動く宿儺様から呪力体について教わったこと。
呪力量の変化に関しては独自の訓練法を編み出したということ。
呪力体が作れるようになったきっかけは、相棒が傷つけられたからということ。
短そうで意外と長かった話が終われば、皆が一様に納得した表情だった。
しかしそれもつかの間で。
恭「...なぁ、なんで両面宿儺のこと宿儺様って呼んでんの？」
ふと疑問に思った、と言うようにちょうど静かになったタイミングで恭太くんが声を発し、空気が凍る。
「確かにそうだね。はいA。これも説明よろしく！」
しかし五条先生はすぐに切り替え、ニッコリと笑みを浮かべる。
『え、えっと...』
―小娘、変われ―
そんな五条先生に言い淀んでいれば、隠れているはずの宿儺様が声をかけて来た。
...脳内に。
―す、宿儺様？大丈夫なんですか？―
―あぁ。何かあったら強制的に小僧が呪力体の接続を切る。そうしたらただの呪力の塊だ。小娘が吸収しろ―
―わ、かりました...―
脳内での会話はやはり慣れない。
そう思いつつも、目の前に立つ五条先生の威圧に気圧され、声も出ない。
『ッ...』
「A？説明してくんないの？」
するとその時、約束通り宿儺様が呪力体となって現れた。
「俺が代わりに説明してやろう。五条の坊」
薫「っ、宿儺！？」
龍「嘘だろ...！？」
恭「全然気が付けなかった...」
「ふん。これしきの呪力も感じられんとは。やはり小娘の方がよっぽど良いな」
宿儺様は警戒する恭太くん達にそう言い捨て、他の大人組の警戒心さえもスルーする。
「理由は単純だ。小娘は俺が育てるからだ」
「ハァ！？」
「オイオイ嘘だろ...」
先程から驚いてばかりのあの人達には申し訳ないが、私も初耳過ぎて驚いています。
育てる is 何。
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イオ(プロフ) - トキさん» 私が元ネタ作品の大ファンなので、知ってる人と出会えて嬉しいです...！ちなみに呪力菓子は魔石と似たような感じですねwちょこちょこ入れていこうと思ってるので見つけてはニヤニヤしててくださいねw (2022年1月10日 0時) (
レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
トキ(プロフ) - イオさん» ちょうどハマってたので、、、圧縮も保護者同じことしてて草って思ってました (2022年1月10日 0時) (レス) id: 44c169a7de (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - トキさん» トキさんコメントありがとうございます！もしや呪力を吸収する云々のシーンですね？元ネタよく分かりましたねw (2022年1月5日 22時) (レス) @page38 id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
トキ(プロフ) - 読んでたんだけどまって、まって、冬の訪れを早めんのはヤバいってぇ (2022年1月2日 22時) (レス) @page38 id: 44c169a7de (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - プスメラウィッチさん» プスメラウィッチさんコメントありがとうございます！オチですが、まだ私の中でも決まっていなかったので、五条先生オチにしますね！ありがとうございます！ (2021年11月26日 6時) (レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イオ | 作成日時：2021年10月23日 17時
