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23話 ページ24

A side


「ふ〜ん。アンタが夜桜A?」



そう腕を組んで私の前に立ちはだかるのは、何故か高専にいる釘崎野薔薇サン。



『は、はい。そうですけど...』



「んー見た目はいいんだけど愛想がないわね。私が相手してあげる」



戸惑いつつも返事をすればそう言われ、何の相手ですか...なんて、対応に困る。



『愛想...』



「おい、釘崎。新人を困らせるな」



「なによ伏黒。いいじゃない!可愛い後輩ちゃんだもの」



「はぁ...驚かせてしまってすまない」



『い、いえ、大丈夫です...あ、愛想ない』



私はどちらかというとあなたが登場したことに驚いてます、伏黒恵サン。



そう思いながらも釘崎サンに言われたことを結構気にしている私は、少し落ち込む。



こうなると私の思考はまともに動かなくなってくる。



「そうね。わかってるじゃない!」



するとどっちとも取れる言葉で満足げにそう言う釘崎サン。



「おい、今の俺のことなのか?」



『...それって遠回しに私に愛想がないって言ってますよね。はぁ...』



するとそれに伏黒サンが反応し、その言葉の根底に隠れるものを察してしまい、勝手に落ち込む。



「「(めっちゃ落ち込んでる...)」」



そんな私は2人の視線を感じながらも少し工夫を施す。



『ん"ん"...あー、釘崎サン、伏黒サン。夜桜Aと申します!どうぞ宜しくお願い致します!



...こんな感じっすか』



ニコッと笑い、2人にそう挨拶をする。



がしかし気を抜けばすぐに戻ってしまうのだから、出来れば否定して欲しい。



「あー...やっぱり前のままでいいわよ」



「同感。悪いわけじゃないが前のままの方が似合う」



「伏黒、それまた遠回しにdisってるから」



「え、す、すまん」



『む、無意識...』



何故か顔を赤くした2人がそう言い、私は伏黒サンの無意識に撃沈した。



.

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イオ(プロフ) - トキさん» 私が元ネタ作品の大ファンなので、知ってる人と出会えて嬉しいです...!ちなみに呪力菓子は魔石と似たような感じですねwちょこちょこ入れていこうと思ってるので見つけてはニヤニヤしててくださいねw (2022年1月10日 0時) (レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
トキ(プロフ) - イオさん» ちょうどハマってたので、、、圧縮も保護者同じことしてて草って思ってました (2022年1月10日 0時) (レス) id: 44c169a7de (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - トキさん» トキさんコメントありがとうございます!もしや呪力を吸収する云々のシーンですね?元ネタよく分かりましたねw (2022年1月5日 22時) (レス) @page38 id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
トキ(プロフ) - 読んでたんだけどまって、まって、冬の訪れを早めんのはヤバいってぇ (2022年1月2日 22時) (レス) @page38 id: 44c169a7de (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - プスメラウィッチさん» プスメラウィッチさんコメントありがとうございます!オチですが、まだ私の中でも決まっていなかったので、五条先生オチにしますね!ありがとうございます! (2021年11月26日 6時) (レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イオ | 作成日時:2021年10月23日 17時

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