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22話 ページ23

A side


ふ、と意識が浮上する。



あぁ、そういえば気絶してたな、なんて考えながらもはっきりとしない視界の中、己の呪力量を確認すれば、あり得ないほどの呪力量の増加に内心驚く。



元が50なら300、みたいな感じ。寝てたから回復したのかな。



そう思いながらもゆっくりと体を起こせば、どうやらソファに寝転んでいたようで。



「あ、起きたみたいだね。あれって寝てた?それとも気絶?」



するとその気配を察知したのか、五条先生がキッチンから顔を出し、質問してきた。



『あー...気絶ですね』



私はそう答えながらも、確か床に倒れたはずなんだけどなぁ、なんて記憶とは違うことに少しの違和感を抱く。



「気絶ってそうそうしないんだけど...ってその呪力量どうしたの!?何した!?」



すると長い脚をゆったりと使ってこちらへやってきた先生は、ホットチョコを両手にサングラスが落ちんばかりに目を見開き私を問い詰めてきた。



『あぁ、ちょっと自主訓練をしてたら...ね?』



「ね?って可愛いけどだーめ!説明して!」



ニコッと何時もはしないように笑えば、少し顔を赤くした先生だが、ぷぅ、と顔を膨らませ、説明を要求された。



















「成る程ね〜呪力の圧縮か」



私の説明をホットチョコを啜りながら聞いていた五条先生。



『危険だとは思ってたんですけど、呪力って第2の体力じゃないですか。だから大丈夫かなって』



うんうん、と聞いていた先生の手が止まり、私は異様な呪力変動を感知する。



「そっかー......」



『せんせ?私の見てましたよね?』



「うーん......」



聞いてねぇな、この先生、と私の話を聞くなり実践し始めた先生に苦笑する。



まぁ確かにあれだけの呪力量の増加を見れば実践したくなるのもよくわかる。



私だってやってると思うし、いくら止めても先生だから、生徒の安全がどうのこうのとか言ってやめないのは目に見えている。



そう思いつつ、案の定気絶してしまった先生を引きずってソファに寝かせた。



.

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イオ(プロフ) - トキさん» 私が元ネタ作品の大ファンなので、知ってる人と出会えて嬉しいです...!ちなみに呪力菓子は魔石と似たような感じですねwちょこちょこ入れていこうと思ってるので見つけてはニヤニヤしててくださいねw (2022年1月10日 0時) (レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
トキ(プロフ) - イオさん» ちょうどハマってたので、、、圧縮も保護者同じことしてて草って思ってました (2022年1月10日 0時) (レス) id: 44c169a7de (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - トキさん» トキさんコメントありがとうございます!もしや呪力を吸収する云々のシーンですね?元ネタよく分かりましたねw (2022年1月5日 22時) (レス) @page38 id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
トキ(プロフ) - 読んでたんだけどまって、まって、冬の訪れを早めんのはヤバいってぇ (2022年1月2日 22時) (レス) @page38 id: 44c169a7de (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - プスメラウィッチさん» プスメラウィッチさんコメントありがとうございます!オチですが、まだ私の中でも決まっていなかったので、五条先生オチにしますね!ありがとうございます! (2021年11月26日 6時) (レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イオ | 作成日時:2021年10月23日 17時

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