2話 ページ3
A side
そして冒頭に至る。
「や!君がA?」
余りにも、知り過ぎた人物だった。
『そ、うですけど...』
咄嗟の判断で、彼の事を知っている事実を隠し、接する。
私の何処かで、彼にバレるのは、いや、あの界隈にバレるのはまずい、と感じていた。
でも一体何故彼がここにいるのだろうか。
「今ねー君の家族にはもう話したんだけど、
君、ウチの高専、来て?」
思わずゴクリと息を飲んだ。
何の脈絡もないし、そもそも私自身、呪霊なんて見えたこともない。
故に何故この男が私の目の前でニコニコとしているのかがわからない。
そしてそう疑問を持った途端、溢れるように疑問が湧いて出る。
原作では脱出不可能に近い獄門疆に五条先生は封印されていたはずだ。
疑問は募るばかりで、目の前で、どーしたのー?と顔を覗き込んでくる彼に視線を向けるも何も解決しない。
...マスクつけてて良かった。
母「ほらA。頭の中で色々考えてても周りにはわからないんだから、ちゃんと話しなさい」
すると母さんがそんな私を見かねたのかそう声をかけてきて、その言葉でハッと我に返る。
『...えと、夜桜Aです。よろしくお願いします』
「ん!僕は五条悟。君を迎えに来たよー!」
冷静を装いそうぺこりと頭を下げて自己紹介をすれば、五条さんはそう言っていぇーい!と親指を立てる。
その後、沈黙が訪れ、話が進まないのを見て父さんがその場を取り仕切ってくれた。
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イオ(プロフ) - トキさん» 私が元ネタ作品の大ファンなので、知ってる人と出会えて嬉しいです...!ちなみに呪力菓子は魔石と似たような感じですねwちょこちょこ入れていこうと思ってるので見つけてはニヤニヤしててくださいねw (2022年1月10日 0時) (レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
トキ(プロフ) - イオさん» ちょうどハマってたので、、、圧縮も保護者同じことしてて草って思ってました (2022年1月10日 0時) (レス) id: 44c169a7de (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - トキさん» トキさんコメントありがとうございます!もしや呪力を吸収する云々のシーンですね?元ネタよく分かりましたねw (2022年1月5日 22時) (レス) @page38 id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
トキ(プロフ) - 読んでたんだけどまって、まって、冬の訪れを早めんのはヤバいってぇ (2022年1月2日 22時) (レス) @page38 id: 44c169a7de (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - プスメラウィッチさん» プスメラウィッチさんコメントありがとうございます!オチですが、まだ私の中でも決まっていなかったので、五条先生オチにしますね!ありがとうございます! (2021年11月26日 6時) (レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イオ | 作成日時:2021年10月23日 17時