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gr「A。師団パーティーは楽しめたか？」
『うん。グルッペン君も楽しそうだったね』
gr「まぁな。まさかうちの阿呆どもが釣れるとは思わなかったがw」
師団パーティーの屋台の光がうっすらと届くのみの裏庭で、グルッペン君との会話を弾ませる。
gr「...A。言いたい事がある」
裏庭のちょうど真ん中あたりに差し掛かった頃、急に足を止めたグルッペン君がそう言った。
滅多に聞かないその真剣な声色に、こくりと頷き彼に向き直る。
gr「俺と、付き合って欲しい」
裏庭は薄暗く、相手の表情なんて細かくわからない。
でも、丁度空に大きな花が咲き始めて。
『ふふ、顔真っ赤だね』
gr「...Aこそ」
大きな音を立てて空に花が咲いているというのに、私達のお互いの声はしっかりと相手に伝わり、笑い合う。
gr「俺さ、知ってんで。Aが俺のこと好きなんは。やから、ちゃんと返事して欲しい。
イオ。好きや。付き合ってくれませんか」
バレてた。
彼にそう言われて、なんだかとても安心した。
恥ずかしくて、顔真っ赤だね、なんて話を逸らしたのも、今までの彼の行動にいちいちドキドキして、嬉しくなっていたのも。
私の心の声を余裕の表情でいとも簡単に暴いたと思えば、私の行動に慌てて引き止めようと普段は使わない訛りが出ちゃったり。
仲良くなりたくて、位階をどんどんと上げていく私に置いていかれたくなくて物理的に距離を縮めたりして。
私の気持ちに気付いているのに、タイミングを伺っていてなかなか言い出せなかったり。
出会った頃から今の時間まで、お互いがお互いの感情を理解したまま過ごしてきた。
それでも、そんな彼が愛おしくて。
『ふふ、私も知ってる。グルッペン君が私の事好きなの。
グルッペン君。私も好きです。こんな私でよかったら是非』
私は彼と心から愛し合っている。
なんて側から聞けば恥ずかしくて言えないようなことも、彼ならきっとわかってくれる。
gr「愛してる」
だって私の欲しい言葉をくれるのだから。
『私も愛してるよ』
だから私も彼の欲しい言葉をあげるのだ。
.
如何だったでしょうか。
実はこのお話の夢主ちゃんは、前生徒会長の有能補佐だったとか。
さて。次の更新はまた数日後となりそうです。
続いては、桃色の彼です。
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イオ(プロフ) - Nebelさん» めっちゃいいリクで書いてて楽しかったですwアズくん原作ではめちゃいい子なので原作も良かったら是非！リクエスト、そしてコメントありがとうございます！ (2022年3月10日 6時) (
レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
Nebel(プロフ) - お忙しいところリクエスト答えて下さってありがとうございます！(大感謝) 関西弁夢主ちゃん大好きです！ grさんといい夢主ちゃんと言いどっちも大人びとってええなぁ、、、。私は原作を読んだことはありませんが、grさんがセキュリティデビル、、絶対強い(確信) (2022年3月9日 18時) (レス) @page43 id: 758ebcb85a (このIDを非表示/違反報告)
莉亜(プロフ) - イオさん» 了解しました！お願いしますm(_ _)m！ (2021年11月29日 16時) (レス) @page29 id: 08c098a676 (このIDを非表示/違反報告)
そると。 - 続いては日常組の黄色の彼...！？！？！？も、もしや...！！！楽しみ！！ときめきが止まらねぇ！！！ (2021年11月9日 20時) (レス) @page24 id: 49e4342c2d (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - 新芽さん» いえいえ！こちらこそ遅くなってしまい申し訳無いです...喜んでいただけたようで良かったです！ (2021年11月3日 20時) (レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イオ | 作成日時：2021年10月7日 22時
