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A side


『はぁ...』



何でなの?



何で私がこんな辛い思いしなきゃいけないの?



頭痛いし、お腹痛いし、なんかイライラするし。



マンちゃんが去ってから数時間。



相変わらず動く気になれなかった私は、少し寝ていたのだが、お腹にくる鈍痛や、頭を殴られているような痛みに襲われ、起きてしまっていた。



起きて仕舞えば何もする気が起きない私にとって、痛みは気になるもので、ただひたすらに痛みに耐えていた。



流石に数時間もそうだと精神が可笑しくなってくるようで。



私は精神的にも身体的も疲労がたまり、いつ気絶しても不思議ではなかった。



何処か冷静な自分がそう考え、もう一度寝よう、と考えた時だった。



コンコンコン、と控えめにノックが響き、俺やけど、とマンちゃんの声が聞こえる。



どうぞ、と呟くように答えれば、しっかりと聞こえていたのか、入るで、と言ってマンちゃんが入って来た。



os「...大丈夫なん?」



入って来たマンちゃんは酷く心配そうな表情で私に聞いてくる。



ただの風邪だったりすれば、いつもの私は大丈夫、と答えて、嘘つかんといて、と言われるまでがお決まりだった。



でもこの時の私は何故か異様なほど苛立っていた。



『大丈夫だったら、今こんな苦しんでないんだよね』



ふいっと顔を背け明らかに不機嫌そうな声色でそう言う。



しかしすぐにハッとなり、思ってもいない事が口から溢れ、心配してくれているマンちゃんを傷つけてしまった、と慌てて顔を戻す。



os「そう、やんな。ごめんな。もう行くわ」



しかしもう既に遅く、彼は哀しそうな顔をすると、私に背を向け、今入って来たばかりのドアを開け、そう言った。



『なん、で...』



前にも女の子の日に似たような事があった。



その時も今みたいな事があって。



その時は心配なんや!と怒ってくれた。



しかし今日は違った。



思わず口からそう溢れ、それを聞いた彼は振り返る。



os「なんで、って...今あんさんが言うたんやん!出てってよ、って!」



驚いた。



振り返った彼は涙をボロボロと零しながらそう叫ぶように言い、部屋から出て行ってしまった。



バタン、と扉の閉まる音がなくなれば音はなくなり、静けさがこの部屋を包む。



言ってない。



出てってよ、なんて言ってない。


むしろ居て欲しかった。


寂しいよ...


私がおかしいのかなぁ...?



でもいいや。これでもうマンちゃんを傷つけないで済む。

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設定タグ:wrwrd , 軍パロ , 君に恋する   
作品ジャンル:恋愛
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ReiHeta(プロフ) - イオさん» 大丈夫です。出来てますよ^^*これからもよろしくお願い致します (2021年3月19日 16時) (レス) id: bd92c2b39c (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - ReiHetaさん» 申請ありがとうございます!友達申請のシステムをまだうまく理解していないので、出来ているか不安ですが、宜しくお願いします!! (2021年3月19日 16時) (レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - イオさん» こちらこそよろしくお願い致します。友達申請させていただきます。 (2021年3月19日 13時) (レス) id: bd92c2b39c (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - ReiHetaさん» 本当ですか!?嬉しいです!!これからもよろしくお願いしますね!! (2021年3月19日 13時) (レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - これから新作出るとの事なので、追いかけます (2021年3月19日 12時) (レス) id: bd92c2b39c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イオ x他1人 | 作成日時:2021年2月23日 9時

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