【os】外交官の一目惚れ 3【君に恋する】

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os side


os「...せやから今日はAはお休み。かなり体調悪そうやし、休ませることにしたで。仕事は代わりに俺がやる」



ムスッとした表情になりそうなのを必死にこらえ、Aのことについて朝食後の場で報告する。



tn「お、おん...」



すると報告を聞いていたトントンからは、微妙な反応があり、ぎこちない表情をしている。



gr「なんだぁ？オスマン。機嫌悪いのか」



グルッペンは報告を聞き頷いた後、そう聞いてくる。



os「んなことないめうよ？」



怪訝そうな表情をしており、顔に出てたんかな、と表情を取り繕ってそう言う。



ただそれは逆効果だったようで。



gr「意味ないからそれやめろ。余計に胡散臭いぞ」



しっし、と嫌なものを払うように手を振られ、顔を顰めるグルッペン。



どうやら俺は感情に左右され、正常な判断ができなくなっているようだった。



tn「え...そんなにAさん悪いん？」



大丈夫なんか...？と心配げに聞いてくるトントンに、部屋でのAの様子を思い出し、胸がキュッと苦しくなる。



os「知らんもん...やってA、なんか怒っとるし...」



情けない顔をしている気がして、机の上に伏せて、そう言う。



gr「そうか...っておいおい、泣くなよ...」



実際に情けない顔をしていたようで、困った表情でグルッペンが俺の背中をさすってくれる。



でもその珍しく直接的な優しさが、さらに拍車をかけ、ポロポロと涙が溢れてくる。



tn「こりゃ、ぺ神呼んだほうがええんちゃう？」



gr「せやな...」



トントンとグルッペンが何かを話していたが、何も聞こえないし、考えられない。



ただただ胸が苦しくて、Aに会いたくて、辛かった。

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