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「...って感じやな。地図は後で描くとして、チーノにかなり情報パクられてると思うんやけど...」
そういうシャオさんは、寝ている間に忘れていたことを思い出すことができたようで、スラスラとあったことを紙にまとめていってくれる。洗脳、書類偽造、研究データの盗難などなど...
すぐさま確認しに行ったくられ先生曰く、USBメモリによってデータをコピーされてしまったらしい。かなりの量を盗まれたらしいが、幸いハッカー対策はしてあったためハッキングはされていないらしい。ウイルスもないらしく、本当に盗んだだけらしい。
するとずっと何かを考えていたコネシマさんが、俺らも出来るな、これ、と呟いた。ちょうど静まっていたということもあり、全員が聞き取れたようで、なんのことだ？と不思議そうにコネシマさんを見る。
コネシマさんはその後もずっと思考の海に沈んでおり、鬱さんが話しかけてもちっとも反応しない。しかし暫くすると、コネシマさんはスッと立ち上がり、兄さんの前まで歩く。
「兄さん。今度また潜入調査、頼むわ」
兄さんの前に立ったコネシマさんは、困惑する兄さんを置いてそう言った。他クランへの潜入調査、つまり言い方を変えて仕舞えば、ただのスパイ。
コネシマさんの言葉に最初は呆気に取られていた兄さんだったが、コネシマさんの考えを読み取ったのか、ニヤリ、と笑うと快諾した。ちなみに潜入方法などは教えてくれなかった。情報漏洩を防ぐためらしい。
そんなこんなで無事一命を取り留めたシャオさんの回復祝いに宴会を開き、翌日二日酔いに悩まされたのは仕方がなかった、という事にしたい。あとくられ先生は危ないから、本当にお酒を飲まないでほしい。
詐欺師と首謀者 《shp side》→←. 《sha side》
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イオ(プロフ) - Rinさん» Rinさんコメントありがとうございます！返信できていないくてすみません...のんびり更新ですが、これからも読んでいただけると嬉しいです！ (2021年4月29日 18時) (
レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
Rin - あああああああ続きが気になるｩｩｳｳｱｳｳ (2021年3月27日 0時) (レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イオ x他1人 | 作成日時：2021年3月9日 20時
