. 《sha side》 ページ40
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するとパッと景色が変わり、旧ハオプトロレ基地となっている、少し前まで使っていた基地の応接室の景色となる。目の前にはチーノ、そして俺の横にはシッマ、周りには他のメンバーが各々の落ち着く体制で、話を聞いている。
目の前のチーノはニッコリと笑って喋り出す。それと同時に部屋にいたメンバーの目が虚ろなものになっていく。きっと俺もなっているのだろう。思うように動かない体にイライラしつつも、めい一杯視線を動かしシッマの様子を見る。
するとそこには書類のようなものが置かれ、どう考えてもチーノとは違う男の写真の載った履歴書が、さらにその横に置かれている。その書類にシッマはサラサラっとサインをし、ニコッと気持ち悪いくらいの笑みを浮かべ歓迎の言葉を述べる。
周りのメンバーも嬉しそうな表情をしており、あぁ、これが洗脳か、と何処か他人事のように思えた。奇妙な空間だった。全員がニコニコと笑っている空間。正気な人間は1人のみ。もはやそいつも正常とは思えないが。
そう考えていれば、パッと景色は変わり、視界が闇に染まり、微かに見える明るい光。いる場所はフォルシュング研究所。明かりのついているところに行けば、そこにはパソコンをカタカタと音を立てて画面と向き合っているチーノがいた。
そぉっと後ろから近づき、何をしているのかを覗き込めば、チーノはUSBメモリを差し込み、データ––恐らくフォルシュング研究所の研究結果だろう––をダウンロードしているようだった。
あぁ、そうだ。俺はこの時チーノに話しかけたんやったな。
ちょうどそう思い出した時、クルッとチーノが振り向いた。そして次の瞬間には視界が暗転し、脳裏には悪い笑みをしたチーノの顔が焼き付いていた。
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イオ(プロフ) - Rinさん» Rinさんコメントありがとうございます！返信できていないくてすみません...のんびり更新ですが、これからも読んでいただけると嬉しいです！ (2021年4月29日 18時) (
レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
Rin - あああああああ続きが気になるｩｩｳｳｱｳｳ (2021年3月27日 0時) (レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イオ x他1人 | 作成日時：2021年3月9日 20時
