. 《kn side》 ページ21
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その後、ショッピは、やはり戦闘能力が低かったわけではなかったようで、剣を手にした彼は瞬く間に変異型ヘスリヒの弱点を狙っていき、倒してしまった。それにはハオプトロレで1番の実力者であるゾムも驚く程だった。
そんなゾムからはなんとしてでも引き入れろ、と言いたげな視線が送られてくるし、そういう俺も引き入れたいと思っている。そしてそんな考えの中心であるショッピ自身もこちらからのアプローチを待っているようにも見えた。
俺は戦闘終了後、チーノと楽しげに話すショッピに声をかける。
「ハオプトロレに入らへんか？いや、入ってくれ！」
ショッピは俺がそう言って頭を下げたことに驚いたようで、頭をあげて下さい！と焦っている。その言葉に俺が顔を上げれば、少し準備があるので数日程待っていただけるのなら、と言われた。
その言葉に俺は頷き、握手を交わす。宜しくお願いしますね、コネシマ先輩？と言い、俺の顔を見てくるショッピは、俺の後輩となった。
...ショッピがハオプトロレに入るのであれば、の話だが。
数日後...
「はぁ！？どういう事やねんショッピ！！」
ちょっと落ち着いて下さいよ、先輩、なんて彼の口から溢れた情報に激昂した俺を宥めるショッピ。なんとハオプトロレに入る予定だったショッピが急に別のクランに入ったので無理だ、と言ってきたのだ。
―可笑しい。
―おかしい。
―オカシイ。
「な、なんでなん...？」
俺の奥底でグルグルと渦巻く黒いなにかは、己の理性が認識することを拒み、本能はそれを認識させようとしてくる。
―なんで、思い通りに動かない？
―誰が俺のことを邪魔する？
それには...色々と訳があるんすよ、と悲しげにそう言うショッピが目に入る。その瞬間、俺は冷静になる。そしてそれによって今、己が考えていたことを理解する。
そうか...とショッピに言い、部屋から追い出す。考え事がしたいから、と。ショッピは素直にすいませんでした、と言って部屋から出て行った。
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イオ(プロフ) - Rinさん» Rinさんコメントありがとうございます！返信できていないくてすみません...のんびり更新ですが、これからも読んでいただけると嬉しいです！ (2021年4月29日 18時) (
レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
Rin - あああああああ続きが気になるｩｩｳｳｱｳｳ (2021年3月27日 0時) (レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イオ x他1人 | 作成日時：2021年3月9日 20時
