. 《?? side》 ページ19
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「なんや、コイツ！斧じゃ対抗出来ひんやんっ...！」
最初は順調だった。
ズィーガーである俺は、いつも通りポルーションエリアに入り、攻略していた。そんな俺は、1エリア解放したしそろそろ帰らな、と思っていた。
しかしそれは出来なかった。
突然、解放したはずのクリーンエリアがポルーションエリアへと再び変貌したのだ。そのこと自体は事前に情報として知っていたため、対して焦りはせず、ニヤニヤと笑う知能型ヘスリヒを殺した。周りのヘスリヒも殺したし、終わったと思った。
しかしその考えはまたもやうまくいかず、急に殺気を感じ、バッと飛び退れば、先程まで俺の立っていた場所に、ヘスリヒがいたのだ。それも通常型ヘスリヒより2倍ほど大きなヘスリヒが。
そして俺は、それが最近よく聞く、メンシュハイトの死因第1位の、変異型ヘスリヒだということに気がついた。あいにく今俺が持つ武器は斧で、このヘスリヒとは相性は良くない。まぁ会わへんやろ、という浅はかな考えで、他の武器を持ってこなかったのだ。
せめて出来るところまでやろう。
そう考えた俺は、攻撃を仕掛けてくる変異型ヘスリヒに斧で応戦した。しかし、予想通りこの変異型ヘスリヒに対して斧は相性が悪く、苦戦を強いられていた。しかし、銃でも持ってきたらよかった、とそう思ったときだった。
パンッ
乾いた音と共に、俺の目の前まで迫っていたヘスリヒの腕が弾け飛び、木っ端微塵になった。片腕を失ったヘスリヒは警戒したように後ずさると先程殺したヘスリヒの死体を貪るように食べ始めた。
そんな様子をぼーっと眺めていれば、大丈夫か！？と鼓膜が破れんばかりの大声で誰かが話しかけてきた。その大声の発信源を見れば、そこには鮮やかなターコイズブルーの瞳に、キラキラと輝く金髪の男がいた。
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イオ(プロフ) - Rinさん» Rinさんコメントありがとうございます！返信できていないくてすみません...のんびり更新ですが、これからも読んでいただけると嬉しいです！ (2021年4月29日 18時) (
レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
Rin - あああああああ続きが気になるｩｩｳｳｱｳｳ (2021年3月27日 0時) (レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イオ x他1人 | 作成日時：2021年3月9日 20時
