. 《kn side》 ページ18
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―リーダーは俺や。ほうやって黙って従っとればええ。
「...ッ！？」
俺の付近で戦うクランメンバーに対してそんな言葉が脳に浮かび、ゾッとする。心の奥底から、出てきてはいけないものが出てきた様な気がして、俺は少し頭を振って、そんな考えを振り解く。
何を考えたんや、俺は...
そんな俺は、己の中にある得体の知れない感情に対する恐怖心からか、その後の戦闘は周りが引くほどの量のヘスリヒを倒していた。特に大先生がめっちゃドン引きしとった。俺もこの結果にはビックリやけど。
まぁ、俺のお陰か知らんけど、エリア解放はあっさりと終了した。その後もサクサクと進み、目標であった3エリア解放は達成された。
そんな俺たちは、拠点へと戻り、帰り支度をする。怪我なども特になく、あるとするのなら武器などの損傷くらいだ。くられ先生から頼まれていたクリスタルのかけらもしっかりと回収し、帰路についた。
「...シッマ、あれ変異型、やんな...？」
視界の端にポルーションエリアを収めつつ、先ほど解放したクリーンエリアを通り、歩いていれば、隣を歩く大先生が俺の肩をつついてくる。大先生の言葉と共に視界の端に写っていたポルーションエリアに目を向ければ、そこには通常型ヘスリヒの約2倍の大きさの変異型ヘスリヒがいた。
そのヘスリヒは、単体であるらしく、周りには他のヘスリヒはいなかった。しかしそのヘスリヒの足元にはヘスリヒと戦う人間がいた。その人物は斧を使って戦っていた。武器、というには珍しく、使っている人は、あまり、というか全く見たことがない。
しかし変異型ヘスリヒは体躯が大きく、彼の持つ斧では勝機は薄いだろう。現に戦闘に関してプロであるゾムが早く向こうに行きたい、と言わんばかりにソワソワしており、彼の性格上戦いたいだけだろうが、彼がそう思うということは危険なのだろう。
俺はそう思考に見切りをつけ、お前ら行くで、と言い、変異型ヘスリヒのいるポルーションエリアへと進んだ。
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イオ(プロフ) - Rinさん» Rinさんコメントありがとうございます！返信できていないくてすみません...のんびり更新ですが、これからも読んでいただけると嬉しいです！ (2021年4月29日 18時) (
レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
Rin - あああああああ続きが気になるｩｩｳｳｱｳｳ (2021年3月27日 0時) (レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イオ x他1人 | 作成日時：2021年3月9日 20時
