【d!】終末世界 (ページ36)

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説得のおかげか、今までに比べて露出の少ない洋服になり、少し安心する。そして、シャワーを浴びてスッキリした私は、ナタリーと共に彼等が居るという応接室まで向かった。

応接室に近づくにつれてだんだんナタリーの纏う雰囲気が険悪なものになるのが分かるが風呂の時と同じように触れる事はしなかった。だって怖いもんね！

応接室に入れば口論(？)をするくられ先生とコネシマさん。そして茶請けをパクパクと猛スピードで口に放り込んでいくゾムさん。

くられ先生達の口論をニコニコしながら聞いているエーミールさん。そして名前のわからない4人の男性。計7人＋くられ先生の8人が応接室には居た。

私の持っている情報として、ハオプトロレは7人構成であり、その中には兄さんが居た。しかし目の前には兄さんの姿はなく、潜入捜査だったら変装でもしていたのだろうか、と考える。

私が研究所に入った時もそうだが、誰かが新しく入ったらそれこそ情報が流れてくる。人気クランのあるあるなのだ。その考えに、もう彼とは会えない、という事を理解し、少し寂しく感じた。

「あの、Aと私が居るんすけど？」

突然横からそう怒気を孕んだ声が聞こえ、バッと顔を向ければ、案の定イライラを隠しきれていない笑顔でそう言うナタリーがいた。私はただでさえイライラしていたナタリーをなぜ放っておいてしまったのだ、と考え込んでいたさっきの私を責める。

怒気と一緒に溢れかえったあまりの殺気に、一旦落ち着こ？と私が宥めるように言えばナタリーは渋々といった様子で落ち着きを取り戻してくれた。応接室にいた人達も落ち着いたようで謝ってくる。

私はそれを軽く流し、ナタリーを引っ張って無駄に高品質なソファに座る。他の人たちも座ったのを見て私から自己紹介を始めた。

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この世界でのナタリーちゃんは夢主ちゃんに対してかなり過保護です。キャラ崩壊注意です。(もう遅い)