【魔d!】下克上の主役は我々だ！4 (ページ10)

今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:15,279 hit

117話全力疾走ページ10

A side

zm「ヤバイヤバイヤバイ！！！」

sha「ちょっ、ゾムお前見境なく爆弾投げんなや！！当たるやろ！！」

『そんな事よりあれって先生だよね！？これ大丈夫なの！？』

？「まーてー！！！お前らー！！！！！」

zmsha「「『ぎゃーーーー！！！！』」」

カオス

鬼ごっこスタートの合図と共に、まるで待機していたかの様に出てきたあの気配の主は、まさかの先生で。

そのことに私達は驚きながらも逃げているのだが、半ばパニック状態になっているゾムが、手当たり次第に爆弾を作っては投げるため、こちらにまで被害が及びそうなのである。

私がゾムの爆弾によって壊れていく校舎を修復しているためゾムの爆弾は止められない。

そしてシャオちゃんは、私の修復を助けるために、追いかけてくる先生から家系能力で体力と魔力を吸収し、私の体力と魔力を回復してくれている。

すると急にシャオちゃんが、

sha「あ、ゾム！A！思い出したわ！」

と顔を輝かせ、そう言った。

『なに！！』

私はゾムの出す爆弾の音にかき消されない様に、大声でそう聞き返す。

zm「お前っ！！来んなや！！怖いねん！！」

ゾムに至ってはそう言って爆弾を後方に投げているため、聞いてもいない。

sha「あの先生、非常勤講師のラッダァって奴や！！！なんか知らんけどいっつも血塗れで、生徒から人気なんやって！！！」

zm「なんでそれで人気でんねん！！！頭おかしいやろ！？」

あ、聞いてた。

シャオちゃんの発言に、間髪入れずに答えたゾムに、私はそう思いながらも未だ追いかけてくるラッダァ先生を観察する。

あの気配は悪周期...に近いの、かな...？

『シャオちゃんシャオちゃん。あれって悪周期の可能性あり？』

私がそう言ってシャオちゃんに近づけば、シャオちゃんは、

sha「そうか！そうかも知れへん！」

と顔を輝かせてそう言った。

そしてそれなら尚更隠れたほうがええやんな、と言い、私達はシャオちゃんに連れられ、談話室に駆け込んだ。

勿論ラッダァ先生に(ゾムが)爆弾を投げつけて、距離を開けてからだけどね。

ーーーーーーー
ども、イオです。
最近ちょくちょく更新してます。新作できるまではこんな感じで更新すると思います。
あと、【d!】終末世界 2を更新しました。見てね。