氷龍×炎龍〜それぞれの想い〜

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霧「炎龍のことだ。あいつら動き始めたらしい。」
剣「どうします？俺らも動きますか？」
霧「いや。これ以上派手に動けない。明日から由奈が来る。巻き込みたくないからな。」
狩「霧野セーンパイ。それは由奈さんの事が"好き"だからですか？」
ダメだ。コイツがいると話がそれる。
霧「もしそうだったら？」
天「えぇーっ！」
信「どうしたの天馬？」
天「信介俺...。霧野さんダメ！由奈はやめといた方がいい！」
霧「どうしてだよ。」
天「それは！俺が由奈の事がす...あっ！...」
信「だって太陽。」
太「うん。聞いちゃった★」
天「ちっ 違うって！由奈のことがすっごく...」
太「すっごく？」
天「あぁーもう！バカ太陽！！」
太「はぁ？この前のテスト天馬200人中180だったらしいじゃん？」
天「新雲学園とは違うの！」
まて。天馬は50位以上だって言ってたよな？
霧「天馬。」
天「(ﾋﾞｸｯ はい。」
霧「初耳なんだが。」
天「いやぁ〜。これには深〜ぃわけがありまして…。」
剣「罰ゲーム決定ですね。」
氷龍は50位以上じゃないと罰ゲームがある。
もちろん俺は大丈夫。剣城は２位。信介は５位。倉間は４位。太陽は新雲で２位。
天「太陽〜助けてぇ〜。」
太「今回ばかりはムリ霧野さん。今日は失礼します。」
霧「分かった。」
太「じゃあ頑張って天馬。」
霧「剣城今回はどうする？」
剣「そーですねぇ。」
信「あっ！僕いいこと思いついた！」
霧「どんなのだ？」
信「えっとですねぇー。運動場のド真ん中で１人で授業中にマイク使って校歌を歌う！」
天「ダメ！いやっ！先生に怒られる！俺、マジメだから授業出なくちゃいけないの。」
霧「それにしよう。」
天「いやぁーーーーー！」
部屋中に響く天馬の叫び声。
俺に嘘ついたんだから今回は何があってもやってやる。
霧「明日の昼休み空き教室に集合。以上、解散。」

そして次の日
天「由奈〜助けてぇ〜(泣)」
由「無理。頑張って。」
天「今日の由奈冷たい。」
霧「さっ、行ってこい天馬。」
天馬を運動場に行けせ、俺は放送のスイッチをONにした。
ピーンポーンパーンポーン
学校中に鳴り響くチャイム
霧「今から１年B組の松風天馬が運動場で1人で校歌を歌う。暖かい目で見てやってくれ。あぁ。あと校長からは許可をとったからせんせー怒っても無駄だから。」...ブツッ。
俺たちはチャイムを切って外へ向かった。

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