氷龍×炎龍～それぞれの想い～ (ページ30)

今日:22 hit、昨日:11 hit、合計:4,871 hit

28 ページ30

由「本当よ。何度も言わせないで。
私は炎龍の人間。
あなたたちは私たちの作戦通りに動いてくれた。だから私も行動しやすかったわ。ありがとう。」
天「由奈...。」
霧「俺らのこと裏切ったのか？
旅行の時笑ってたよな？
あれは、全部うそなのかよ。」
太「由奈。一緒にゲームしてくれたじゃん。」
神「病院来たとき笑ってくれたよな？」
由「だまれ...。」
倉「授業中話しかけてくれたよな？」
天「罰ゲーム参加してくれたでしょ？」
由「だまれっ！！総司！早くこいつら黙らしてよ！」
総「わかってる。こいつらもお前も。」
由「えっ？...。何言ってるの？」
隼「本当だよ。由奈。」
由「隼人？うそ...だよね？」
『...。』
俊も凌も海斗も優人も正馬も誰も答えてくれない。
由「答えてよ！」
総「うるせぇーよ！」
由「っ...。」
怖かった総司の目が。
総「お前は俺から親父を奪った！
お前の母親と結婚して俺は親父にも相手されなくなったんだ。全部お前が悪いんだよ！」
由「い..や..私を一人にしないで...。」
総「お前は俺らに利用されてただけ、氷龍に送り込んで情報を集めさせて氷龍を潰すついでにお前を追い出そうと思って。」
笑いながら話す総司。
倉「テメェ...さっきから聞いてれば...」
由「倉間...。」
剣「お前らが由奈さんを追い出すなら俺らが由奈さんをもらう。」
由「京介...。」
天「俺の由奈を泣かせやがって。」
由「天馬...。」
狩「由奈さん、大丈夫っすよ。」
由「狩屋...。」
信「僕らが守ります。」
由「信介...。」
太「俺らの由奈を利用して、泣かせて、」
神「ただで済むと思うなよ。」
由「太陽...。拓人...。」
葵「由奈さんは一人じゃないんです。みんながいます。」
由「葵...。」
霧「絶対お前のこと守ってやる。」
由「霧野...。」
私の今の居場所は炎龍じゃない氷龍なんだ。
由「みんな...ご「あとで聞く。それよりこいつらの方が先だ」霧野...。」
総「ﾁｯ。やるんだ俺たちと、こっちはお前らの情報を持ってんだぞ。勝てるわけがねぇ。」
由「総司...。」
総「だまれ。気安く呼ぶな。」
由「無理よ。」
総「何言ってんだよ。」
由「今の炎龍に氷龍は潰せない。わかってんでしょ？自分でも。だったら...だったら私にも氷龍にも関わるな！ても出すな！」
総「行くぞ」
公園を出ていく総司。
由「隼人、俊、凌、海斗、優人、正馬...総司...ようなら。」
隼「由奈...。」
由「早く総司のとこ行って。私の前から消えてよ！」