【イナイレ】Omnibus Eleven (ページ10)

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金色のリンゴ《バラン兄弟》２ページ10

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　ﾘｭ)▂▅▇█▓▒(’ω’)▒▓█▇▅▂うわあああああ!!!
　ガ)なっ！(＠_＠;)どうしたんだ！？リュゲル兄っ！！

これは……！！！！

　ﾘｭ)やばい…やばいぞガンダレス｡かなりやばい
　ガ)な…なにがそんなにやばいんだよ……。

ガンダレスは俺のただならぬ焦りを感じ取ったのか、おずおずと聞いてきた。

　ﾘｭ)ガンダレス､そこのカレンダーを見てみろ
　ガ)え…？
　ﾘｭ)今日は何日だ？
　ガ)えっと…１３日…？
　ﾘｭ)何月の？
　ガ)え？そりゃあ３月だｙ……って､３月！？
　ﾘｭ)やばいぞガンダレス！明日はホワイトデーだ！！！

俺が驚き､焦ったわけ｡それは……

　ガ)まだAにあげるもの､なんも決まってねぇじゃん！

ということなのだ。
なんやかんやで結局ここまで決まらなかった｡
この非常事態､どうするか……｡

　ガ)どうしようっ､どうしようリュゲル兄っ

ガンダレスは涙目で慌てふためいてるし…。
あ､そうだ！！！

　ﾘｭ)女子の事は女子に聞けばいいんだ！
　ガ)え？
　ﾘｭ)少なくとも俺達よりはAが欲しい物わかるはずだ！

我ながら名案だ。

　ガ)そっか……そうだな！すげぇ…やっぱすげぇよリュゲル兄っ！！！！
　ﾘｭ)言うなよガンダレス｡それ以上､何も言うな｡…そうと決まれば早速行くぞ！
　ガ)おー！

　ガ)バb(ゲフンゲフン｡…ヒラリー！

俺達はヒラリのもとに来ていた｡

　ヒ)今ババァって言おうとしたでしょ！！！

ヒラリはものすごいスピードに加え､鬼のような形相でこちらへ来る｡

　ガ)聞きたいことあるんだけどさ～
　ヒ)話を聞きなさいよ！

怒っているヒラリをものともしないこいつは､俺でも流石だと思う。

　ヒ)で､なんの用かしら？

かくいうヒラリも大人な対応だ。

　ﾘｭ)ヒラリはバレンタインのお返しに何を貰ったら嬉しいんだ？
　ヒ)あー､そういえば明日ねぇ…
　ガ)うん！
　ヒ)そうね………､宝石とかかしら
　ﾘｭ･ガ)……(´ °ω° `)
　ヒ)な､なによ！
　ﾘｭ)いや､なんでもない｡ありがとな｡

俺達は顔を見合わせ､その場を後にした｡
((ヒラリに聞いたのが間違いだったな｡))
今ガンダレスと同じ事を思っている自信が､いや確信がある｡
　