chapter1 ページ13
ﾓﾉｸﾏ『そうそう！オマエラに一人一つずつ電子生徒手帳というものを渡します！
壊したりしても替えはないし､使えるところもあるから､丁寧に使って下さいね」
＿＿＿＿
＿＿
俺は電子生徒手帳を開きルールの項目を選択する
そこには憎きモノクマと共に
現実離れしたルールが表示されていた
〜ルール〜
生徒内で殺人が起きた場合は､その一定時間後に､全員参加が義務づけられる学級裁判がおこなわれます
学級裁判で正しいクロを指摘した場合は､クロだけが処刑されます
学級裁判で正しいクロを指摘出来なかった場合は､ルール違反とみなして残りの生徒は全員処刑されます
生き残ったクロは特部措置として罪が免除され、島からの帰還が許されます
三人以上の人間が死体を最初に発見した際に、それを知らせる"死体発見アナウンス"が流れます
監視カメラやモニターをはじめ、島に設置された物を許可なく破壊することを禁じます
ポイ捨てを禁じます
過度の暴力を禁じます
引率の監督が選手達に直接干渉する事はありません。ただし､ルール違反があった場合は別です
この島について調べるのは自由です
特に行動に制限は課せられません
なお、共同生活のルールは監督の都合により順次増えていく場合があります
.
「はぁ…」
重い溜め息と共に電子生徒手帳からゆっくり顔をあげた
「本気で…こんなことをさせるつもりなのか…」
すっかり暗くなったホテルの中庭が見えた。
俺はベンチに腰を下ろしたまま身動きが取れなくなっていた
これが現実なんて､とてもじゃないけど信じられなかった
それでも…これは間違いなく現実だった。
信じたくなくても､俺自身が見聞きして
それを感じてしまった以上は…
…間違いなく現実だった
ただし､それは日常とは大きくかけ離れた現実だ…
学校とか勉強とか試験とか喧嘩とか運動とか散歩とか説教とか…
そうした日常は…もうどこにもない
非日常じみた日常
「……………」
ふと頭上を見上げると、
星を敷き詰めたような夜空があった
この島に来て最初の夜
俺が見慣れた夜とは全く別物の…
美し過ぎる夜
それは目を奪われるほど美しい夜で…
だからこそ俺の心を酷くかき乱した
そんな夜空をぼんやりと眺めていると、
俺の背後から聞き慣れた"声"がした
その声は疲れきった俺の心には酷く安心するもので、振り返り相手を確認するように直ぐ返事をする
「……霧野」
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パルマ(プロフ) - デコニャンさん» デコニャンさん､ありがとうございます!!これからも精進していきます!! (2014年8月30日 13時) (
レス) id: 2c377765ef (このIDを非表示/違反報告)
デコニャン(プロフ) - まぁ、悪くないですね。 (2014年8月29日 18時) (レス) id: 54f6138638 (このIDを非表示/違反報告)
パルマ(プロフ) - 堕ちアリスさん» わぁ!ありがとうございます^^完結まで謎解きを楽しんでいただければ光栄です!!! (2014年5月22日 20時) (レス) id: 2c377765ef (このIDを非表示/違反報告)
堕ちアリス - ダンロンとのコラボレーションうれしいです (2014年5月22日 2時) (レス) id: a2dc55f474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パルマ | 作成日時：2014年5月9日 16時
