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ほっぺたを引っ張られたり、ツンツンされて怒ったふりしてんのがバカらしくなってきた。
『もう やめてよ(笑)』
臣『で?あの鬼メッセなんなの(笑)?』
『あのね、琴音さんね、ATSUSHIさんと一緒に行くって!』
臣『マジで!?』
うんうん頷いてると臣もニコニコしてて
そして優しく抱きしめてくれた。
背中をポンポンしながら優しい声で「良かったな」って…
思わず泣きそうになっちゃった。
『臣…』
耳元で呟くと、臣がいきなり私を引き剥がして
「風呂!風呂行こう!」って連行された。
久しぶりにお風呂で愛されて、ぐったりしてベッドに潜り込むと、隣で寝転んでいる臣がさわさわと私の身体のラインをなぞる。
『紗英ちゃんがね…』
臣『んー?』
『もう少し様子を見て、凛ちゃんにそれとなく注意してくれるって…』
臣『あぁ…そっか…もうさ、引っ越す?めんどくせぇし』
『……………………………………』
臣『ん?』
『引っ越す方がめんどくさくない?』
臣『ハハハ……(笑)たしかに』
「なんとかなるよ」そう言って臣が私の上に被さってきた。
きっとまた気が付いたら朝なんだろうな…
色っぽく笑う臣の瞳を見ながら思った。
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作者名:花梨 | 作成日時:2017年3月20日 15時