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『お邪魔しました』
臣と並んでATSUSHIのマンションを出た。
『ねぇ、やっぱりマズかったかな?』
臣を見上げるAの肩をそっと抱き寄せた。
臣『…ん…どうだろうね』
琴音の表情を思い出して、臣の歯切れは悪い。
『琴音さんに謝った方がいいよね?』
少し考えた臣は、Aの肩をポンポンと叩いた。
臣『元はと言えば俺が悪いし…お前は出ていかない方がいいんじゃね?』
『そうかなぁ?』
納得がいかないような表情のAに臣はもう一度肩を抱き寄せた。
臣『ATSUSHIさんも大丈夫っつてたからさ
気にすんな!』
渋々頷いたAを見て胸を撫で下ろした。
今、Aが会いに行っても琴音さんには逆効果だろう。
近々、俺が謝りに行こう。
そんな事を考えながらマンションに戻った。
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作者名:花梨 | 作成日時:2017年3月20日 15時