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イライラしながら後片付けをして
とりあえず携帯と財布を持って家を出た。
番号変わってませんように…
マンションのエントランス前
暗証番号を入力すると、すんなり開いたドアに
ホッと胸を撫で下ろす。
ピンポーン!
何度押しても応答がない。
えっ?
居ないの?
マジか…
今日は居てよ…
ガックリ肩を落としてマンションを出ようとすると管理人のおじさんに呼び止められた。
管『久しぶりじゃないか!どうしたの?』
『あ…ちょっと…』
管『コンビニ行くって言ってたからすぐ戻ってくると思うよ』
『そうですか…じゃあ部屋の前で待ってます』
掃除セットを持って立ち去る管理人を見送って再び部屋の前。
ドアにもたれて座り込んだ。
ポーン
エレベーターの音がして、こちらへ歩いてくる足音。
A『…お前…何やってんの?』
コンビニの袋をぶら下げたATSUSHIがポカンとして立っていた。
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作者名:花梨 | 作成日時:2017年3月20日 15時