愛されるが幸

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「んやぁ、！はっ、せんせぇ、… 」




なんで、こんなことになったの …？
先生に呼ばれて、ついていって …




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



「せんせ、どこ、行くんですか？」

「… ついてきてくれば分かるよ。」




そう言われて入った場所は保健室。
生憎保健の先生は出張でおらず、病人も人っ子一人いなかった。というか多分みんな帰ってる、テスト前だから。




「え、なんでここ、」

「伊野尾くん、」

「は、ぃ」



「ずーっと、何がしたいの？」



「え…？」




言ってる意味が、よく分からない。

だってそうでしょ、急に名前呼ばれたと思ったら意味わかんないこと言いだして … そんなこと、俺だって聞きたいよ。

“ なんで病人でもないのにこんなところつれてきたんですか？”

って。




「… 相手の腕に腕巻き付けるのとか、なんかあったらすぐそいつの首に腕巻き付けるのとかさ、もうそろそろやめてくんねえかな？」



「… ほぇ …？」

「… なに？」



「いや、え、あの … そんなことかぁ、って、」




そう言うと表情を変えずに急に俺を真っ白のベッドに押し倒して、上に跨りカーテンをサッと閉めた。
怒りMAXです、ていうオーラを出してて、どうしたらいいのか正直よく分からない。

俺もしかしてやばい事言っちゃった…？




「そんなこと、で済ませられるレベルじゃないと思うんだけど？

… なに、それともおまえ俺の事好きじゃねえの？」



「なわけ、！… 好きだよ、？」

「ふっ、言えばなんとでもなるとか思ってない？」

「ちがう！すき、好きだから、っ」



「… すきだから、なに？

まぁ、嫌いつっても一生離してやんねぇから。
とりあえず今は俺なしじゃ生きられないようにしてあげる」

.→←〇 束

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