愛されるが幸

〇 束 ページ4

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独占欲強め教師 ym × 無自覚たらし高校生 in

in.s




ドンッ 、




急に強く机を叩かれて、見上げると社会担当の先生、もとい恋人がいた。

ほんとに急だったから驚きが隠せないのは当たり前。
周りはざわざわしてたのに、その瞬間一瞬にしてシーン、と静寂になった。

注目を浴びる俺とせんせ、恥ずかしいったらありゃしない ……
だけどそれ以上に怒りで隠せてない目を俺に向けてくるせんせいに対しての恐怖が強かった。




「ちょっと話あるから、放課後職員室な？」




それだけ言って、教室から出たせんせいはやっぱり怒ってるのか少し強めにドアを閉めた。
少しの沈黙の後誰かが話し始めて、そこからザワザワが広がってさっきのことなんてなかったかのような状態になったのは嬉しい、

だけど、




怖い、あんな先生初めて見たから。




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈




放課後、友達にあいさつを交わしながら向かったのは職員室。

おれ、なんかしたのかな、？
… それとも、成績、？




「し、失礼します… やまだ先生おられますか、」

「あ、伊野尾くん早いね。ちょっとまってて、もうすぐで終わるから。」




さっきと違ってにこにこしながら返事を返してきた先生。
しかも、“伊野尾くん”呼び …

職員室、だからなのは知ってる。せんせい優しくて明るくてかっこいいで有名だから。
いつか取られちゃうんじゃないかってひやひやする。




「よし、終わった！
じゃあちょっとついてきてくれない？」








… あ、また目、変わった。

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