愛されるが幸

〇 変 ページ24

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二重人格 ym × 振り回される in

in.s




激しく体を求め合った翌朝、山田は必ず叫ぶ。
そして、何度も何度も謝ってくる。




「全然大丈夫だから、ね？」

「ほんと？ほんとに？？」

「ほんとほんと。だから早くご飯食べ … いっ、て」



「ああーー！ほんとにごめんなさい！！」




ベッドから出ようと上半身を上げれば、体が全力で悲鳴を上げた。主に腰辺り。
昨夜は過去最高なんじゃないかって思うぐらい凄かった……うん。


俺だって、怒りたい。
何で毎晩毎晩激しくされて、毎日毎日腰痛めなくちゃいけないんだよ！って、怒りたいのに。




山田は昨夜あったことなんて、一つも覚えてないんだ。




俺の口にほぼ無理矢理モノを入れたことも、
色んな体 位で散々突いたことも。

俺の体中に付けた紅い所有印すら記憶にないらしい。




「ごめんなさい …」




しゅんとしてて子犬みたいで、今はこんなにも可愛いのになぁ。
わしゃわしゃと寝癖のついた頭を撫でるとにこってするから抱きしめたくなっちゃう。

毎朝謝り倒して泣きそうなこいつだけど朝ごはんは俺の好物ばっかり作ってくれるし、
毎回かきださない中に入った山田の出したものだって一緒にお風呂に入って優しくかきだしてくれる。



従順なわんこは、朝から俺に尽くしてばかりだ。

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