愛されるが幸

． ページ19

「何したい〜？」

「んー、、、ごっこ遊び？」

「え、ごっこ遊び？？」




けいの年齢でごっこ遊びなんてするか？普通。
学校で流行ってるとか、そんな感じかな？わかんねえけど、。




「嘘だよりょうくん、本気にしないで〜」

「なんだ嘘かよ。」

「んへへ、別にごっこ遊びでもいいよ〜？」




ベッドに座る俺の膝に登ってきて、ぎゅっと抱きしめてくる。
可愛い可愛い …… 一人っ子の俺からしたら、相当嬉しい。

………あ、けいも一人っ子か。




「ねえりょうくん、」

「ん？」



「…胸がね、きゅんきゅんするの。いたいの。



ねえ、けいね、りょうくんのこと好きなの、っ ｣




「………え、？」




突然胸を抑えたかと思えば、まあまあな爆弾発言…
しかもこれは見るからに従兄弟関係の好きじゃないっぽい。
だって、けい顔真っ赤。

けいは、俺の可愛い可愛い従兄弟。であって、弟みたいなやつ。
俺も好きだけど、多分、けいの好きとは違うんだよなぁ…
ぼーっと俺を見つめて、お互いが目を逸らさないこと数秒。
口を開いたのは、けいだった。




「りょうくん、好きだから、ちゅーしよ……？」

「え、」

「好きな子にはちゅーするんでしょ……？」

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