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sideひか
1人で戻ってきたら
やぶ「おい、光。ちょっとこい」
薮はそう言って俺の手を引いて行く
やっぱ薮には隠せないか…
きっといのちゃんと何かあったことに気づいてるんだろう
少し俺達がいたところから離れた場所に
薮と腰をおろす
やぶ「何かあっただろ」
ひか「うん…俺のことどう思ってるか聞いちゃったんだ…いのちゃんにて」
やぶ「うん」
ひか「俺はいのちゃんの幼なじみなんだ」
やぶ「うん」
ひか「俺もいのちゃんのこと幼なじみって思ってるって言っちゃった」
やぶ「うん」
ひか「もう、おわった。もしかしたらいのちゃんの幼なじみとして隣にいることもできなくなっちゃうかもっ…」
やばい、また涙が…
やぶ「光。」
ひか「俺、絶対に嫌われちゃったよいのちゃんにっ」
やぶ「光!伊野尾がお前のこと嫌いになるなんて、絶対にない。」
ひか「なんでっ」
やぶ「今日のお前の運勢最高って言ったろ!」
ひか「へ?でも、それのせいで…」
やぶ「光はまだ伊野尾にホントの気持ち伝えてないだろ?だから、まだおわってない。諦めるなら自分の気持ち伝えてからにしろ!」
ひか「・・・」
やぶ「大丈夫」
そう言ってふにゃっと笑った薮を見てなんか
安心した
そんなにも自信を持って言うもんだから
占いに頼るなんてバカみたいかもしれないけど
大丈夫な気がしてきた
ひか「もし、ダメだったら。どうする?」
やぶ「そーゆーネガティブなことは考えるな!
でも、さっきのジュース1本おごってやるよ笑」
ひか「やっす笑」
やぶ「そんなことないだろ!?」
ちゃんと自分の気持ちを伝えてから諦めよう
「いのちゃんが大好きだ」って伝えてから
今まで通りのいのちゃんの幼なじみでいよう
やぶ「さ、戻るか」
ひか「俺ちょっと目冷やしてから戻るわ」
やぶ「ん。分かった。」
戻ろうとする薮を引き止める
ひか「薮!・・・ありがと」
やぶ「やっぱ、光が素直だと気持ち悪いわ笑」
なんて言われたけど
薮と友達になれて本当に良かった
今日だけじゃない、いつもありがとな
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作者名:いのおとめ | 作成日時:2017年10月11日 1時