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side・

いのちゃんはすごく困った顔をしてから









いの「大切な幼なじみかな」


って答えた


ひか「そっか。俺もそう思ってるよ。」

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あ〜、おわった。


いのちゃんは俺のこと幼なじみとして見てる


要するに俺の気持ちは一方通行なんだ


いのちゃんをこれ以上困らせたくないと思って


俺もいのちゃんのこと幼なじみだと思ってるって言ってしまった


きっと俺達の関係はずっと幼なじみなんだろう


これでいいんだよ


いのちゃんと一緒にいれるなら十分なんだから


いのちゃんが俺のこと恋愛対象として見てないなんて分かってた









でも、でも…









もう諦めるしかないということを本人の口から宣告されるのは本当に辛くて、泣きそうになって


ひか「ごめん…先戻ってる…」


いのちゃんの手を振りほどいて全力で走った


もう、いのちゃんに助けてもらった嬉しさも


いのちゃんと手を繋いだドキドキも


忘れてしまった

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:いのおとめ | 作成日時:2017年10月11日 1時

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