「私は蜘蛛専属の家政婦さんだ！ 掃除洗濯炊事なんでもどうぞ！ あっでもフェイ最優先なのもお忘れなく！」 ページ27
「あ〜…まじかぁ…」
「うん。でね、その作用かなんかで隼人君の居場所がつかめないんだよ。そこだけもやがかかってるっていうか。俺ここで歪みがこれ以上大きくならないように調節しないといけないし
そこで、Aに隼人君を探してもらおうと思います！」
いえーい！ と星が付きそうな勢いで言う紅玉。に肘鉄をくらわせてやった。いやいや、ちょっと待てや
「知らないわけないよね。私、家族の事嫌いだけど」
鳩尾を抑え悶える紅玉を見下ろすように言い放つ。嫌いっていうか、生理的に無理。弟も親ほどって訳じゃないけど何も言わなかったし、何より親に従順だったところがいやだね
出来れば関わりたくも会いたくもない…んだけど
「神にも探せないなら直接会ったことのある私しかいないって訳か…」
「そう！ あと…言いにくいんだけど、もしあと三日以内に隼人君が見つからなかったら…
隼人君とA含む数人が歪みに吸い込まれて死ぬから！」
「っはぁ！？ ふざけんな！」
もう一度殴ろうとするも壁のようなものにさえぎられてしまった。え、何まさか蜘蛛の存続って私があいつ見つけるかに関わってんの？ 見つけられなかったら私と蜘蛛の誰かが死ぬってこと？
もしもそうなったら、最悪の状況を想像して強く首を横に振った
「紅玉、早く戻して。とっとと見つけて首根っこ掴んでやる」
「了解。じゃあ俺が歪みを調節して戻れるようにしとくから。三日後アジトの広間にいて。それで一件落着」
顎を数ミリ動かして短く頷くと周囲が眩しくなる
次に目を開けると皆の驚く顔が見えた
「＿＿＿＿という訳ですね」
突然消えて現れた私に目を見開いた後、怒涛の勢いで問い詰められた。ちょっと怖かった
見つけないとこの中の誰かが死ぬ、と言うことを伏せて全貌を話すと何人かに曖昧な表情をされる。まさかの気づかれましたか。あり得る
「あたし達も手伝った方がいいかい？」
皆の気持ちを代表するようにマチさんが口を開く。やっさしい
「大丈夫ですよ！自分の問題は自分で処理しないと」
それだけ言うと納得したようにうなずくマチさん。皆も各自解散していく。あぁ…蜘蛛の皆優しい
夕食も終わり、キッチンで一人虚しく皿洗いをしています。Aです。いや別に、寂しくないけど
「さ〜みしっくな〜んかな〜いさっ」
「A」
「ひぇっ」
っぶねえ…皿割るかと思った。別にいいんだけどね！？
「絶で近づかないでよ…マイダーリン」
「マイダーリンやめろ」
そう、愛しの愛しのマイダーリン、フェイでした！
「因みにマイダーリンっていうのをやめるつもりはない。あっでもフェイがコスプレして写真撮影させてくれたら考える」→←「ひっさしぶりぃ！神の名前を忘れてなかった自分はなんか何かに負けた気がしてならないよ」
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名無しのもっけ - 面白かったです！(*^∀^*) (2020年10月3日 14時) (
レス) id: 73b959674c (このIDを非表示/違反報告)
Aaa(プロフ) - 面白いです、、、更新楽しみにしています！！！ (2020年8月3日 9時) (レス) id: 71d8bfbda5 (このIDを非表示/違反報告)
カラスネコ(プロフ) - スズリーさん» 返信遅れてすみません…コメントありがとうございます！既にお知りのようですかツンデレ×フェイタンは最高ですよ(こそっ) (2019年2月1日 20時) (レス) id: df2e6b9420 (このIDを非表示/違反報告)
スズリー - ツンデレ良いですよね！私もフェイタン大好きです(*´∀｀) (2019年1月3日 10時) (レス) id: d426f2b161 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっずー(プロフ) - カラスネコさん» いえいえ、とても読んでて楽しいですよ！フェイのツンデレ部分とかは…ヤバイ。 (2018年7月14日 10時) (レス) id: 695d4f0a8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カラスネコ | 作成日時：2017年2月3日 20時
