「最高だ、最高に幸せだ…抱き着いたら抱き着き返してくれた…今この瞬間が一番の幸せだ」 ページ15
足に力を入れ、勢いよく外へ飛び出す。堅で体を守りつつ木の枝に捕まりスタッと地面に降りる。良い子はマネしないように
上の方で「あ〜あ、母さんたちになんて言い訳しよ」という声が聞こえた。本当に感謝しかない
試しの門も勢いよく開けたらシークアントさんがいた。目を丸くして驚かれたけど無視して突っ走る
途中、カバンから携帯を取り出し、ある番号に電話を掛ける。プルルルル、プルルルルと二回のコール音の後、スピーカーから聞こえるのは今一番聞きたかった声
「_____Aか？」
「っ…フェ、イ！」
電話越しの少しの息切れと風を切るような雑音が聞こえ、フェイはアジトにいないということが判明し、まあ焦った焦った
「フェイ！今、どこ！？」
「おまえこそ、今どこにいるか」
「私？私は＿＿」
ゾルディック家出たところ、と言おうとした。しかし数百メートル先に、見つけた、彼を
あ、あれ？何でこんな所に？しかもこっちに走ってきてる？え、まさか私を迎えに？いやいや自惚れにも程があるぞA。でもここまでくる理由は？まさかのゾル家との繋がりがあっちゃったりするんですか。それはそれでショックだな
とまあ、色々な考えが一瞬で浮かんできたが今言いたいことはただ一つ
「フェーーーイ！！」
ありったけの大音量で叫ぶと、フェイもこちらに気づいた
フェイと私の距離、約60メートル
のども痛い、横腹も痛い、足も痛い、でも今、言わないと
「私は！フェイタンを、この世で一番！誰よりも！
好き、大好き、愛してます！！」
なんて盛大な告白をしてしまった、もう後戻りはできないぞ
僅かに目を見開き一瞬立ち止まった。それも束の間、先ほど同様走って私に向かってくるフェイ
今私の顔真っ赤だろうな
なんて言われるだろう
なんか今になって怖くなってきた
俯いていると聞こえていたのはフェイのため息と、それに続く言葉
「せかく人が覚悟決めて来たのに…最悪ね」
決意って、え、なに
「なぜワタシより先に言うか。…まあいいよ
どちから言ても、どうせ同じね。よく聞け
ワタシも、愛してる。A」
はじかれたように顔を上げると笑ってるわけではないけど、いつもよりとても、とても優しい顔をしたフェイがいた
ヤバい、泣きそう
ゆっくりとフェイに近づき、震える手をフェイに伸ばす。すると腕を引っ張られ、気づいた時にはもうフェイの腕の中
「フェイズルい”〜…だいずきぃ…ふふ」
「泣くか笑うかどちかにしろ」
「だっでぇ…」
フェイの背中に腕を回して抱きしめる
とりあえず、今最高に幸せ
「ほんとうにKYな神様だな、おい。地味に名前が私の誕生石なのもイラっとする」フェ「何の話か」「ううん何でもないフェイアイラブユー！！」→←「お久しぶり、しりとり再開！『す』で、作者！」作「すみませんでした、更新遅れてごめんなさい！」フェ「これが言いたかたらしいよ」
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名無しのもっけ - 面白かったです！(*^∀^*) (2020年10月3日 14時) (
レス) id: 73b959674c (このIDを非表示/違反報告)
Aaa(プロフ) - 面白いです、、、更新楽しみにしています！！！ (2020年8月3日 9時) (レス) id: 71d8bfbda5 (このIDを非表示/違反報告)
カラスネコ(プロフ) - スズリーさん» 返信遅れてすみません…コメントありがとうございます！既にお知りのようですかツンデレ×フェイタンは最高ですよ(こそっ) (2019年2月1日 20時) (レス) id: df2e6b9420 (このIDを非表示/違反報告)
スズリー - ツンデレ良いですよね！私もフェイタン大好きです(*´∀｀) (2019年1月3日 10時) (レス) id: d426f2b161 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっずー(プロフ) - カラスネコさん» いえいえ、とても読んでて楽しいですよ！フェイのツンデレ部分とかは…ヤバイ。 (2018年7月14日 10時) (レス) id: 695d4f0a8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カラスネコ | 作成日時：2017年2月3日 20時
