13話 ページ14
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浮かれ気分でいつもとは少し違うリハをこなした。
本番まで少々お待ちくださ〜い!ってスタッフさんから聞こえたからは〜い♪とかルンルンで答えちゃって、うたのちゃんからは「は?!?何があったの?!Aちゃん!」なんて叫ばれる始末。
今、私の楽屋でうたのちゃんとの個人面談が行われております。
「Aちゃん、なにがあったの。私に全部白状しなさい!」
「ぇえ〜?大したことじゃないんですけどぉ〜」
わたしはわざと語尾をのばして胸の前で指同士をつんつんさせるあのあざと仕草をしてる。
「そういうわざとらしいのいいから。もう痛いよ。」
「うっ!そういうのって良くないと思います。ハイ。」
「で?なにがあったの?」
「それはですねぇ、!私、兎原サンとお付き合いさせていただくことになりました!!」
「え、空気悪くない?」
自分でそう言っちゃうくらいシーンと静まり返った楽屋内。
「えっ、うたのちゃん?おーい、うたのおねえさん?あれ?うたのちゃーん!演歌歌手ー!」
うたのちゃんがゆっくり口を開く。
「本当に…?」
「はは!本当です!んへへがふっ、ぐふふ、へぁっ」
興奮のあまり変な笑い方しちゃった
「えっえっおめでとう!あのクズおt……兎原くんと?!って言うか好きなのは知ってたけどさ…!Aちゃんーーおめでとう!!」
泣き真似をしながら迫ってくるうたのちゃん面白。
迫真。ニコニコのコメ欄も荒れちゃうくらい迫真さ。
「んへぇははっ、ありがとうございますぅぅずっとニチャニチャしてウキウキなんですぅ!分かってると思いますけど…ふふ…」
「うんうんっ!Aちゃんが幸せそうで何よりだよ〜!…私にみたいにはならないでね…」
「ひえっ!だ、だだだ、大丈夫で、です!!」
「そんなどもりなさんな…」
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犬山(プロフ) - あさん» ヒ〜😭😭ありがとうございます… (2021年10月1日 5時) (レス) id: 47463f20f5 (このIDを非表示/違反報告)
あ - ェ””好きです (2021年9月30日 23時) (レス) @page9 id: c53e6fc030 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:犬山 | 作成日時:2021年9月23日 0時