検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:3,781 hit

13話 ページ14





浮かれ気分でいつもとは少し違うリハをこなした。

本番まで少々お待ちくださ〜い!ってスタッフさんから聞こえたからは〜い♪とかルンルンで答えちゃって、うたのちゃんからは「は?!?何があったの?!Aちゃん!」なんて叫ばれる始末。





今、私の楽屋でうたのちゃんとの個人面談が行われております。




「Aちゃん、なにがあったの。私に全部白状しなさい!」

「ぇえ〜?大したことじゃないんですけどぉ〜」


わたしはわざと語尾をのばして胸の前で指同士をつんつんさせるあのあざと仕草をしてる。



「そういうわざとらしいのいいから。もう痛いよ。」

「うっ!そういうのって良くないと思います。ハイ。」

「で?なにがあったの?」


「それはですねぇ、!私、兎原サンとお付き合いさせていただくことになりました!!」





「え、空気悪くない?」
自分でそう言っちゃうくらいシーンと静まり返った楽屋内。
「えっ、うたのちゃん?おーい、うたのおねえさん?あれ?うたのちゃーん!演歌歌手ー!」


うたのちゃんがゆっくり口を開く。

「本当に…?」


「はは!本当です!んへへがふっ、ぐふふ、へぁっ」
興奮のあまり変な笑い方しちゃった

「えっえっおめでとう!あのクズおt……兎原くんと?!って言うか好きなのは知ってたけどさ…!Aちゃんーーおめでとう!!」

泣き真似をしながら迫ってくるうたのちゃん面白。
迫真。ニコニコのコメ欄も荒れちゃうくらい迫真さ。



「んへぇははっ、ありがとうございますぅぅずっとニチャニチャしてウキウキなんですぅ!分かってると思いますけど…ふふ…」

「うんうんっ!Aちゃんが幸せそうで何よりだよ〜!…私にみたいにはならないでね…」

「ひえっ!だ、だだだ、大丈夫で、です!!」

「そんなどもりなさんな…」






続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←12話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
22人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

犬山(プロフ) - あさん» ヒ〜😭😭ありがとうございます… (2021年10月1日 5時) (レス) id: 47463f20f5 (このIDを非表示/違反報告)
- ェ””好きです (2021年9月30日 23時) (レス) @page9 id: c53e6fc030 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:犬山 | 作成日時:2021年9月23日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。