こちら、シルク。尾行なう。 ページ26
side Silk Road
あいつらの異変にはすぐに気づいた。
ぺけはともかく、ザカオは嘘がつけない。
嘘なんてバレバレなんだよ、リーダー舐めんな。
じゃあ、なんで嘘なんかついたかってところだけど、まあ、このまま尾行してけばわかるかな。
用事が違うのに全く同じ方向に歩いてく、なんて変なんだよ。
________
なんだ？倉庫か？
漫画とかでよくある倉庫に呼び出しか？
今時ないだろ、そんなベターな展開。
それでも二人は迷いなくその一つに入っていった。俺も後をつけて慎重に覗いてみる。
「マサイの家にはAが届いたかしら？」
あれ、アイツって中学の時にクラスの中心の方にいたやつじゃないか？
「そろそろ中学の時の姿に戻ったかしら」
「…でも彼女には中学の時の記憶が欠如している部分がある｣
ぺ｢なんで？｣
「薬の副作用でね、誤算だったわ。大事なところがふたりは一致しないことになってしまう」
何を考えているのか俺にはわからなかった。
こいつが犯人であることに変わりはないらしいが…薬の副作用？ということは作ったのだろうか？
ザ｢なんでこんなことを？｣
「うざかったのよ、」
「そう、うざかったのよ！
両想いなのにとっととくっついてくれない、そしてこっちに相談してくるのにいまいち告白まで行けないマサイが！！！
まあ、Aは自分の気持ちに気づいてないみたいだったけど」
「この間、たまたま合コンで一緒になったらあのこ酔ってなんて言ったと思う？
好きなタイプは冷静でクールに見えるのにギャップがあるところですって！マサイじゃん！！！
ていうか、私中学の時に
その時一番グッときたのがあの2人だったのよ！
なのに！両想いなのに！！くっつかない！！応援してるのに！！！こんなにイライラしたのは人生の中でも一番よ！！」
ぺ｢要約すると…｣
ザ｢あの2人にくっついて欲しくてやった、と…？｣
「そうね」
さらり、と言ったことは確かに自分勝手で、自己満だけど、今着実に意識しあってるあいつらの事を思うと、どうしてもそれを辞めさせることは出来なかった。
正面のドアを押し開けて、倉庫に踏み入れる。
シ｢あの効果はいつ切れるんだ｣
「！！…呼んだのはこのふたりなんだけど」
ぺ｢もしかして、あと付けてた？｣
シ｢すまん、でも気になってな
で、いつ切れるんだ｣
「１週間」
皆｢1週間！？｣
考えていたよりだいぶ短いぞ。
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DNA(プロフ) - ハヤテさん» コメントありがとうございます。返信が大変遅くなりすみませんでした!!楽しんで頂けたようで幸いです。今までありがとうございました！ (2020年3月1日 0時) (
レス) id: 96955e5501 (このIDを非表示/違反報告)
DNA(プロフ) - 柚さん» コメントありがとうございます！返信が大変遅くなりすみませんでした。続きは書きません、2人の子育ては皆様のご想像にお任せします笑今まで楽しみに読んで頂きありがとうございました！ (2020年3月1日 0時) (レス) id: 96955e5501 (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - 番外編楽しみにしてます！無理しない程度に頑張ってください！ (2019年3月31日 19時) (レス) id: 2fb5b32da8 (このIDを非表示/違反報告)
柚 - このつづきが早く見たいです！ (2018年8月2日 16時) (レス) id: 930a314370 (このIDを非表示/違反報告)
DNA(プロフ) - ('ω')さん» 読んで下さってありがとうございました！リクエスト書いてみますが、うまく書けるか自信がありません、期待せず待っていてください！笑 (2017年8月19日 19時) (レス) id: f69dbc9120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：DNA | 作成日時：2017年5月14日 22時
