証言者 : 五条悟 ページ7
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「じゃあ最後は僕だね!」
「先生いつの間に…」
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「あちゃー、大丈夫?A」
「はい!全然平気ですよー」
ニコニコと笑っているが、絶対に痛いはずだ。
少し手こずっていると聞いていた任務だが、僕がついた頃には祓い終わっていた。
しかし、彼女は足から血を流していて。
ひょこひょこと歩いてくるから、見ていられなくて抱き上げた。
「わ!?五条先生!?」
「そんなんで帰ったら日が暮れるよー」
「下ろしてください…」
「我慢我慢!」
軽いねー、なんて話していると、疲れたのか眠ってしまった。
すぅすぅと寝息を立てるAは、大切な僕の生徒の一人だ。
高専の門を通った辺りで、足音が近付いてくる。
(来た来た)
「ツナマヨ!」
「やっほー、棘」
「高菜っ、」
「大丈夫、寝ちゃっただけだよ」
不安そうにAと僕を交互に見る。
(棘、ほんとに大事にしてるなぁ、)
僕から優しく彼女を奪い取って横抱きにすると、彼女の瞼がゆっくりと開かれた。
「……ふふ、棘くんだ、」
「……しゃけ、」
間の抜けた声。
僕に向けられる声とは大違いの、甘い音色。
棘は困ったように眉を下げて笑うと、割れ物を扱うように、ぎゅう、と引き寄せる。
まだ寝惚けているのか、にへ、と笑うA。
(若いっていいねぇ、)
ぺこりと頭を下げて歩いていく背中を、僕は見守っていた。
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鹿毛(プロフ) - 高専みたいな少人数で先輩後輩(+一部の先生)の距離が近い学校だと、棘君もにやにやされながら見守られてるんだろうなあ、と私も画面の向こうでにやにやしておりました 笑 もし番外編を書いていただけるなら、二年生担任の日下部篤也先生の証言も読んでみたいです! (2021年3月3日 16時) (レス) id: 67d713f823 (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - 製作者自身で削除したのか報告によるものかは分かりませんが、今後もしこのようなことがあった場合には、トラブルを回避するためにも報告をして頂くのが最善かと思われます。教えていただき、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました…! (2021年2月12日 12時) (レス) id: 518bab79dd (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - あややさん» この度はご親切に報告していただき、本当にありがとうございます!あややさんが教えて下さらなかったら気付かなかったと思いますので、とても助かりました…!確認しました所、既に削除されていたものの、形跡があり完全に私の小説をコピーしたものでした。。 (2021年2月12日 12時) (レス) id: 518bab79dd (このIDを非表示/違反報告)
あやや(プロフ) - 初コメ失礼します!唐突で申し訳ないのですが、プリ小説というアプリで作者様のパクリらしき作品を見つけてしまい。。。題名は『証言しますよ?先輩』というのですが、プロローグがほぼというか全く一緒で、、、これって報告した方良いのでしょうか? (2021年2月11日 21時) (レス) id: 6957d2b079 (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - ぱーむくーへんさん» わー!ありがとうございますー!ぱーむくーへんさんのコメントににやけが止まらないです笑 純粋にめちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます! (2021年1月23日 22時) (レス) id: 518bab79dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日向 | 作成日時:2021年1月8日 20時