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「ここは？」
「ただの小学校だよ。ただの校内で児童が失踪する小学校」
「失踪！？」
大勢の思い出になる場所。
呪いが吹き溜まり、恐らく自然発生した呪いによるものだと先生と真希ちゃんが説明する。
「子供が呪いに拐われたってことですか？」
「そ。今んとこ2人」
お兄ちゃんとパンダくんとは別行動。私は五条先生について2人の様子を見学する。
といっても、五条先生の目的は多分乙骨くんの力具合の把握だと私は踏んでいた。
「A、おいで」
五条先生は帳の準備をすることを察して真希ちゃんの隣に歩いていたところから離れ、先生の元へ行く。
ポンポンと頭を撫でられて私は上を向けば微笑んでくれる先生。
「呪いを祓い子供を救出。死んでたら回収だ」
先生はそう言って帳を下ろした。
「夜になってく…！！」
「そんじゃ、くれぐれも死なないように」
五条先生は帳が下りる前に私の手を握りながらその場を離れた。
.
「心配？」
その言葉に、コクコクと頷く。
車に寄りかかりながら私たちは時間の経過を待ち、先生は私の右隣に立って私の頬を撫でながらそう心配してくれる。
「ま、大丈夫でしょ」
『…みずいろ』
「相変わらず適当だな」と少し目を細めて彼を睨むと「ごめんね」とまた頭を撫でられた。
「憂太のこと、好きになったりした？」
『みずいろ？』
乙骨くん…？なんで？
ギュッと私の両手を握って先生は私と向かい合わせに立ちながら唐突にそう質問してくる。
まだ彼とは出会って一日も経ってないのに…。そんなことを聞いてくる先生が少し意味がわからなくて聞き返してしまう。
「一目惚れとかしてない？」
『みずいろ』
「してないよ」と首を横に振る。
すると「よかった」って笑う先生。
『みずいろ…』
五条先生は過保護を通り過ぎていると思う。
たまに、というかいつも勘違いしそうになってしまう。
お兄ちゃんは先生には気をつけろといつも言う。真希ちゃんにもパンダくんにも。「あれはガチだよ」と言われるけど私はよくわからずにいた。
でも、私はそっちの方が嬉しいのはお兄ちゃんにも、皆んなにも秘密なの。
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水原カノ(プロフ) - セラさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです╰(*´︶`*)╯♡ (8月17日 20時) (
レス) id: dc8eb8059d (このIDを非表示/違反報告)
セラ - とても、面白いです！ (8月17日 8時) (レス) @page7 id: 26f04b139a (このIDを非表示/違反報告)
水原カノ(プロフ) - にこさん» コメントありがとうございます！♡イメージ画…！考えたこともなかったです！検討してみます(*'▽'*)ありがとうございます！ (2022年11月1日 17時) (レス) id: dc8eb8059d (このIDを非表示/違反報告)
水原カノ(プロフ) - いつから俺を、人間と錯覚していた、、？さん» コメントありがとうございます(*´꒳`*)お返事が遅くなってしまいすみません！探し求めていたものがあってよかったです〜！引き続きお楽しみください！！ (2022年11月1日 17時) (レス) id: dc8eb8059d (このIDを非表示/違反報告)
水原カノ(プロフ) - ナナ宮さん» コメントありがとうございます！(о´∀`о)返事がかなり遅くてすみません…。お兄ちゃん設定たまらんですよね！楽しんでくださり何よりです！ (2022年11月1日 17時) (レス) id: dc8eb8059d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水原カノ
| 作成日時：2021年9月3日 16時
