狗巻棘の双子の妹【呪術廻戦】

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五条「午後の呪術実習は2対2のペアでやるよ。棘・パンダペア、真希・憂太ペア」


真希「げっ」


乙骨「(げって言った…！)」



皆様こんちにちは！

私、狗巻棘の双子の妹、狗巻Aです。

転校生が来ることをとても楽しみにしていました。仲間が増えるのは嬉しいことです！

けど行き先不安な空気が既に流れており、大丈夫かなと早速落ち込んでいます。五条先生は相変わらずですけど…。

というか、私はこの実習には参加しないのかな？



五条「Aは僕とお留守番。この前から実戦してばっかだったから今日は休養」


『みずいろ』



じゃあ、今日は見学か…！

ここ最近はずっと任務だったり皆んなと手合わせだったりでアウトプット優先だったからちゃんと体と喉を休めなければ…。

私はまだまだお兄ちゃんには全然劣る。お兄ちゃんはすっかり2級だけど私はまだ準2級。

ただでさえ女だから力も無い。せめて、今お兄ちゃんがいるところに行きたい。



乙骨「よ…よろしくお願いします」


真希「……オマエ、イジメられてたろ」


乙骨「！」


真希「図星か、分かるわぁ。私でもイジメる」



ひぇっ…。

真希ちゃんにあんなこと言われたら…。考えただけで死にたくなっちゃう…！！

別に自分に言われている訳でもないのに、真希ちゃんの圧が怖すぎて思わずお兄ちゃんの背中に隠れる。



真希「呪いのせいか？“善人です”ってセルフプロデュースが顔に出てるぞ、気持ち悪ィ」


『(ま、真希ちゃん…！)』



初対面なのにどうしてそんなにズカズカと…。

………でも、真希ちゃんだって私が考えられないくらい苦労して、努力しているから言えることなんだよね。



真希「ずっと受け身で生きて来たんだろ、なんの目的もなくやってるほど呪術高専は甘くねぇぞ」


パンダ「真希、それくらいにしろ！！」


棘「おかか！！」


『ぁお…』


真希「分ーったよ、うるせぇな」



パンダくんがのしりと現れてビクビクしてる乙骨くんの肩をもつ。

お兄ちゃんも「流石に言い過ぎだよ」とぷんすかしてるようだった。



パンダ「すまんな、アイツは少々他人を理解した気になる所がある」


乙骨「…いや、本当のことだから」



なんだか、乙骨くんのことはまだまだ掴めない。



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