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パンダ「憂太が高専にきて3ヶ月か。かなり動けるようになったな」
棘「しゃけ」
五条「性格も前向きになったよねぇ」
芝生に座りながら乙骨くんと真希ちゃんが手合わせするところを見学する。
棘「すじこ」
『みどり』
パンダ「確かに真希も楽しそうだ。今まで武具同士の立ち合いってあんまなか…ハッ」
『?』
パンダくんが急に言葉に詰まり「どうしたんだろう」と思っていたら「大事な話があるから来い」と乙骨くんを手招きする。
私も耳を傾けていると「オマエ巨乳派?微乳派?」という会話が聞こえて少し気まずくなる。
乙骨「人並みに大きいのは好きかと…」
パンダ「真希!!(脈アリでーす)」
真希「何勘違いしてんだ殺すぞ!!!!」
…なるほど。
真希ちゃんとパンダくんの論争が続き、恐らく乙骨くんが真希ちゃんのこと好きとかそういう話をしているんだろうなと察する。
3人を眺めながら隣で一緒に体育座りをしているお兄ちゃんに肩を寄せれば頭を撫でてくれる。
すると、サッと急に立つから私もそれにつられて一緒に立って乙骨くんと目を合わせた。
乙骨「はは、なんの話してんのかな…」
『…ぴんく』
棘「…こんぶ」
「「『…』」」
シーンとなってしまった。
乙骨「(狗巻双子のことはまだよく分かんなくて、ちょっとだけ怖かったり…。でも五条先生がAちゃんを溺愛してることはわかるんだけどな…)」
五条「はーい、集合」
五条先生の声が聞こえてまだ争っているパンダくんと真希ちゃんを除いた私たちが集まる。
五条「そこの2人は引き続き鍛錬してもらって」
あんなにギスギスしてるけど放っておいて本当に大丈夫なのだろうか…。
五条「棘。君に適任の呪いだ。ちゃちゃっと祓っておいで」
棘「しゃけ」
お兄ちゃん凄いな、私も負けてられない。
一人で固く決意する。
乙骨「ご指名…」
パンダ「棘は一年で唯一の二級術師。単独での活動も許されてんの」
乙骨「へぇ〜、凄いなぁ」
真希「(オマエ特級じゃん)」
五条「憂太とAも一緒に行っといで。棘のサポートだ」
乙骨「サポート…」
五条「ってよりは見学だね。呪術は多種多様、術師の数だけ払い方があると思ってくれていい。呪言はそのいい例だ。しっかり勉強しておいで」
先生はそう言うものの、私も見学。
先生の言葉を汲み取れば、お兄ちゃんの動きを見て学ぶのが私の今日の任務らしい。
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水原カノ(プロフ) - セラさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです╰(*´︶`*)╯♡ (8月17日 20時) (レス) id: dc8eb8059d (このIDを非表示/違反報告)
セラ - とても、面白いです! (8月17日 8時) (レス) @page7 id: 26f04b139a (このIDを非表示/違反報告)
水原カノ(プロフ) - にこさん» コメントありがとうございます!♡イメージ画…!考えたこともなかったです!検討してみます(*'▽'*)ありがとうございます! (2022年11月1日 17時) (レス) id: dc8eb8059d (このIDを非表示/違反報告)
水原カノ(プロフ) - いつから俺を、人間と錯覚していた、、?さん» コメントありがとうございます(*´꒳`*)お返事が遅くなってしまいすみません!探し求めていたものがあってよかったです〜!引き続きお楽しみください!! (2022年11月1日 17時) (レス) id: dc8eb8059d (このIDを非表示/違反報告)
水原カノ(プロフ) - ナナ宮さん» コメントありがとうございます!(о´∀`о)返事がかなり遅くてすみません…。お兄ちゃん設定たまらんですよね!楽しんでくださり何よりです! (2022年11月1日 17時) (レス) id: dc8eb8059d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水原カノ | 作成日時:2021年9月3日 16時