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回想シーン。私の初恋。 ページ13

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ヒックッ…………ぅぅ……


その日私は、公園のブランコで泣いていた。





青い空が美しく、

鳥の奏でる演奏が

すっごく綺麗だった。

そのときの私の心情は、

正反対だったけど。


独りで泣いていた。

お母さんには、友達と遊んでくると偽って。


A「うぅ、、、ヒックッ」


トントン


足音がする。

でもどうでもよかった。


「どうしたの?」


思わず顔をあげる。

男の子………

こっちを見て微笑んでる。



そのときの感覚を、今も忘れない。



ふわふわした。



知らない子だけど、正直に話しても、

いいかなって。

A「ヒックッ……き、、キーホルダー……ヒックッ……なくしちゃった……ヒック」

今は亡きおばあちゃんからもらった、大切なキーホルダー。

お守りにしとくんだよ。

そう言われたのに。

A「おばあちゃんが………ヒックッ…悲しんじゃうぅ…」

「そうだったんだ…」

そう言うと、その男の子は

ぎゅーって、抱きしめたんだっけ。

「よしよし。大丈夫。わざとじゃないんでしょ?」


優しい口調…


A「うん……グスン…」

「なら大丈夫。きっとおばあちゃんも許してくれるよ。だから泣かないで。」


心がぽかぽかして。

不思議な気持ちだった。


A「うぅ、、、、わかった……グスン」

目を思いっきり擦る。

すると男の子は、

「駄目。目が腫れちゃう。ほら、ハンカチ使って。」

ハンカチを、差し出した。

ありがとう、

そう言ったけど、

今考えたら、すっごいことだよね…

「君、お名前は?」

彼は言った。

A「A、紅桜A、っていうの…」

へー、と微笑む。

A「あなたは…?」

「僕はね。」









·






·







ゆきや。──────

ゆきや。→←私の初恋。



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(プロフ) - え、軽く500人は登録者いるんかと思った....それほどいいクオリティです!! (2021年10月10日 15時) (レス) id: 6f618adb52 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - 琉生のセリフの(欲張り女)が吹きましたwwww (2021年9月22日 19時) (レス) @page8 id: d3532bbf31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほの。 | 作成日時:2021年9月11日 13時

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